いつか描きたい用15
2013/08/08 12:00

長い。
謎の世界観。
ほぼ勢い任せでオチはない。




【ていくわん】


ケンシロウ「北斗神拳奥義、残悔積歩拳!!」

アミバ「あぐあ!足が勝手に!!」がたがた
(後ろへ歩く)

ケンシロウ「秘孔膝限を突いた!貴様の足は意志と無関係に後ろに進む!!地獄まで、自分の足で歩いていけ!!」
(どや顔)

アミバ「この先は確か――っいたっ」がんっ
(柵に当たる)

ケンシロウ「……」

アミバ「……」がんっがんっ
(柵に当たりまくる)

モヒカン「あっ、すんません!柵の撤去忘れてました」

ケンシロウ「Oh……」

アミバ「……やり直し!」




【ていくつー】


ケンシロウ「北斗神拳奥義、残悔積歩拳!!」

アミバ「あぐあ!足が勝手に!!」がたがた
(後ろへ歩く)

ケンシロウ「秘孔しちゅ……しちゅげんを突いた!きしゃ……きちゃまの足は意志と無関係に後ろに進む!!地獄まで、自分の足でっ、あ、歩いていけ!!」
(焦り顔)

アミバ「……」
(額押さえて棒立ち)

ケンシロウ「……ごめん!」

アミバ「やり直し!」




【ていくすりー】


ケンシロウ「北斗神拳奥義、残悔積歩拳!!」

アミバ「あぐあ!足が勝手に!!」がたがた
(後ろへ歩く)

ケンシロウ「秘孔膝限を突いた!貴様の足は意志と無関係に後ろに進む!!地獄まで、自分の足で歩いていけ!!」
(どや顔)

アミバ「この先はた――うおォッ!?」すってーん
(何故かあったバナナの皮で豪快に転んで倒れる)

ケンシロウ「あっ、それさっき食べたやつだ」

アミバ「……」
(床に大の字寝)

ケンシロウ「……ごめん!」

アミバ「……」
(ケンシロウに背を向けるように寝転がる)

ケンシロウ「ご、ごめんって」
(焦り)

レイ「俺の台詞まだー?」
(ずっとケンシロウの横にいた人)




【ていくふぉー】


ケンシロウ「北斗神拳奥義、残悔積歩拳!!」

アミバ「あぐあ!足が勝手に!!」がたがた
(後ろへ歩く)

ケンシロウ「秘孔膝限を突いた!貴様の足は意志と無関係に後ろに進む!!地獄まで、自分の足で歩いていけ!!」
(どや顔)

アミバ「この先は確か――うわあ!!と、止めてくれっ。あ、足を!!止めてくれ!!」

ケンシロウ「自分で秘孔を突いて止めてみろ!!」

アミバ「はっ!!ああっ、あはっ、はっは!!」
(秘孔を突こうとする)

レイ「指がなくては突きようがないか……」
(どや顔)

アミバ「ひええぇぇっ!!うあぁぁ!お、俺が死んだらトキの……トキの居場所が判らんぞ!?」

トキ「呼んだー?」ひょこっ
(舞台裏から顔出し)

アミバ
(その場で無言体育座り)

ケンシロウ「呼んでないから帰って!出番まだだろう!」

トキ「あっ、ごめーん」




【ていくふぁいぶ】


以下省略。

アミバ「ひええぇぇっ!!うあぁぁ!お、俺が死んだらトキの……トキの居場所が判らんぞ!?」

ケンシロウ「安心して落ちろ!貴様等に殺されるトキではない!!」

アミバ「うくく!!わああ!!」
(落ちる寸前)

アミバ「い……嫌だ、助けてくれえ!!」

ジャギ「おう」
(突然現れてアミバの腕を掴み引き寄せる)

アミバ
(無言で死んだ魚の眼)

ケンシロウ「兄さん出番終わったでしょ!?何で出てくるの!」

ジャギ「だって暇なんだもんよぉぉっ」
(アミバの頭撫でながら)

レイ「もうこれが正規で良いんじゃないかな」

モヒカン「駄目です」




【ていくしっくす】


ケンシロウ「北斗神拳奥義、残悔せ」

ラオウ「うぬらまだ終わらんのー?」ひょこっ
(舞台裏から顔出し)

ケンシロウ「きほ……け……」ちらっ
(アミバを見る)

アミバ
(無言、前向きダッシュでビルの縁へ)

ケンシロウ「自殺あかーん!後ろ向き!せめて後ろ向きで!」
(ダッシュしてアミバを羽交い締め)

アミバ「うおおおおおおおおもう死なせろおおおおおおおおっ!!」
(号泣しながら暴れる)

レイ「もうこれが正規で」

モヒカン「駄目です」




【ていく???】


以下省略。

アミバ「い……嫌だ、助けてくれえ!!な……何故俺がこんな目に!!天才のこの俺何故ぇぇっ!!」

ケンシロウ「(凄い鬼気迫ってるなあ)」

レイ「(何回もやり直したもんなあ……)」

アミバ「あわっ」
(落ちる)

アミバ「うわっ、うわああああうわらばっ」
(笑顔で破裂)

ケンシロウ「(凄い嬉しそうだった……)」

レイ「(あれアウトじゃないの?)」

ケンシロウ「貴様のことを一番知らなかったのは、貴様自身だったな!!」
(どや顔)

ケンシロウ「……」ちらっ
(モヒカンを見る)

モヒカン「……おっけーでーす!」

ケンシロウ「……や、やったー!やっと終わったー!」

レイ「やっと今日の撮影終わったー!あー、漸く帰れるー!」

アミバ「終わったのか!」
(ぐちゃぐちゃの姿でビルの縁から這い上がる)

ケンシロウ「ああ!」
(笑顔で)

アミバ「や、やった……やっと終わった……!」
(ぐちゃぐちゃの姿で感涙)

レイ「アミバ編終わった記念に寿司食いに行こうぜ」

ケンシロウ「良いねー」

トキ「私も行きたい」ひょこっ

ラオウ「俺も」ひょこっ

ジャギ「勿論俺もな!」ひょこっ

レイ「立てるか?」
(アミバに手を貸す)

アミバ「ああ、すまんな。右足がどっかにいっちまって」
(レイの肩を借りて立ち上がる)

ジャギ「一日すりゃあ治るって!俺もばっらばらになったけど元に戻ったし」

アミバ「そうだな」

レイ「つーか俺、死ぬ時火葬なんだけどどうしよう」

ケンシロウ「こっそり家の裏口から出れば?」

レイ「その手があったか!」

トキ「それよりも私の心霊台を心配すべきじゃないか?」

レイ「忘れてた……あれめっちゃ痛いんだよな……」

ラオウ「その前に俺の新血愁だろ」

レイ「うえええ……」
(嫌そうな顔)

アミバ「大丈夫大丈夫、死にゃあしないって」

レイ「痛くて苦しいのはやだよー……」


全員が喋りながら去っていき、一人残されるモヒカン。


モヒカン「……何なんでしょうね、この世界」




オチもなく終劇。




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