マネージャーのおにぎり
「はいはいみなさんお夜食ですよー。」
「出し方に色気がねェな、マネージャーよ。」
「オヤジくさいダメ出しですね監督。」
「腹減った！」
「俺おかかがいい！」
「ツナマヨありますか！？」
「もうどれがどれだかわかんないから適当に取ってってよ。」
「ガサツだ！でも可愛いから許す！」
「カハハハ！俺は何でもいい！」
「名字先輩のお手製おにぎり…！俺、大事に食います！」
「お手製でもないからそんな大げさに食べなくていいよ。」
「へ！？」
「ふふふムッシーマ…今100均には便利な調理グッズがいろいろあるのだよ！」
「あれだろ、型に入れて振るだけでおにぎり作れるやつ。」
「あー、母ちゃん使ってる！」
「な、なんだと…！？じゃあこのおにぎりは名字先輩の柔らかくて白い手によって丸められたものではない…！？」
「言い方きもいぞ三島。」
「この人数のおにぎりを毎回握ってたら私腕ムキムキになるわ。」
「それはダメですね！女子の二の腕はプニプニであってほしい！」
「ミッシーマ、そんな大声で性癖晒さなくても…。」
「性癖とは違いますよ！てか、名字先輩そんな下品なこと言わないでください！」
「…ミッシーマはなんていうか、女子に夢見過ぎだよね。」
「だな。」
「ていうか名字に夢見る時点で間違ってる。」
「ねー。」
「いい加減気づけよー、顔だけだって。」
「先輩たち辛辣！」
「俺たちも最初騙されたからな。」
「まあ否定はしませんけど。」
「カハハハ！うまい！！」
end≫≫
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