真田とマネージャー
「はあ…真田ってばほんといい男…。」
「…そりゃどーも。」
「何今日のピッチング。かっこよすぎじゃない?」
「確かに今日は調子良かったなー。」
「手、出して。マッサージしてあげる。」
「おー。」
「あー投手の手たまんない。この硬さといいマメといい…」
「……」
「ねえ、ちょっと力入れてみて。」
「ん。」
「あーやばい幸せ。この筋力によってムービングが生まれてると思うともう…ほんとたまんないよね。」
「そーか、よかったな。」
「プロ野球で1軍入りしたら結婚してほしい。」
「何だそりゃ。」
「プロポーズ。」
「てかプロ行くこと前提かよ。」
「真田なら行けるよ。そこは譲れない。あとこのマメ。」
「マメ…」
「顔もそこそこイケメンだし。」
「そこそこかよ。」
「私もそこそこ可愛いし、悪い話じゃないと思うよ。」
「そーだな。」
「結婚が無理なら定期的に手を触らせてくれる、手フレでいいから。」
「セフレみたいに言うなって。」
「体だけの関係でもいいから!」
「言い直さなくていいから。」
「おーいそこのバカップル!ミーティング始めるぞー。」
「はーい。」
「否定しような。」
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