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「#エロ」のBL小説を読む
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「名字ーこれどこ置けばいい?」
「そこに!お願いします!」
「生クリームできたぜ!」
「ありが……めちゃくちゃ飛び散ってるんですけど純さん。」
「力任せに混ぜすぎなんだよ。」
「あ?そーか?」
「亮さん見てたのなら止めてください!」
「いちご…」
「増子さんつまみ食いダメー!」
「名字、俺はどうすればいい?」
「哲さんは、ほら、あの…すみっこで見ててください。監督的な!(邪魔だから。)」
「わかった。」
「名字、スポンジできた。」
「ありがとうございます丹波さん!ってダメです投手がそんな熱いもの持っちゃあ!小野先輩おなしゃす!」
「俺はいいのか…。」
「うまそー!」



「…何してんすか。3年生勢揃いで。」
「ショートケーキを作っている。」
「誰かの誕生日ですか?」
「え、ちょ、御幸マジで引くんだけど…!それ本気で言ってる?」
「まあ…。」
「明日は我ら青道野球部が誇る美女…貴子先輩の誕生日でしょーが!」
「そうなのか。それで先輩たちと?」
「最初は純さんが手伝うって言ってくれて、気づいたらこんな増えてた!ふふん、見たか貴子先輩の愛され具合を!」
「何でお前が誇らしげなんだよ。」
「あ、御幸は手伝わなくていいからね。3年生が作ることに意味があるんだから!」
「あーはいはいわかってるよ。」



「名字、ここにクリームを塗ればいいんだな?」
「はい!でも哲さん下手くそなんで、できれば亮さんお願いします!」
「!!」
「おっけー。」
「下手なのか…俺は…」
「哲さんは最後の仕上げ…いちごのトッピングをお願いします!一番大事なとこですからね!」
「わかった、任せろ。」
(それっていちご乗せるだけじゃ…)




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