dia | ナノ
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -



4/22

「沢村くん。君に重大な任務を任せます。」
「はい!何ですか名字先輩っ!」
「沢村くん春乃ちゃんと同じクラスだよね。」
「はる…あ!吉川さんすか!」
「そーそー!明日ね、春乃ちゃんを食堂に連れてきてほしいの。」
「いいですけど…まさかこれが女子の呼び出し…!?」
「そんなんじゃないから。スマートにスムーズにお願いね!」
「スマートに…スムーズに…」
「あ、意味わかる?スマートっていうのはこう…」
「そのくらい俺だってわかりますよ!!」






「沢村くんどうしたの?」
「いーから!スマートに!」
「スマート?」
「あ!きた春乃ちゃん!せーのっ」
「「「お誕生日おめでとう!!」」」
「名前先輩、貴子先輩、唯先輩、幸先輩…!」
「みんなでカップケーキ作ったの!食べて食べて!」
「わああ…ありがとうございます〜〜!!」
「ちょっと、何泣いてんのよ!」
「だってぇ!祝ってもらえるなんて思ってなくてぇ〜!」



「栄純くんも呼ばれたんだね。」
「春っち!と、降谷。」
「吉川さん誕生日だったんだ。」
「名字先輩、部員全員の誕生日こうやって祝ってるらしいよ。」
「はっ!?100人もいんのに!?」
「うん。すごいよね。」
「カップケーキ…おいしそう…。」
「お菓子も毎回作ってくれるんだって。」
「手作り!?」
「僕ら1年生まで早速祝ってくれるなんて…ちょっと期待しちゃうよね。」
「?」
「…自分の誕生日。」
「!!」
「栄純くん誕生日いつ?」
「5月15日!」
「降谷くんは?」
「…7月1日。」
「俺は3月1日。この中じゃ栄純くんが最初だね、祝ってもらえるの。」
「…お、おおう。」






next≫≫
≪≪prev