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ハロハロ、やーちゃんが脅威の変貌を遂げて数日

私たち、ただ今船なう。


え?城じゃないのかって?

やーちゃんも男の子に戻ったことだし旅にでちゃったよ、私たち。

え?やーちゃん?あっさりお別れしたよ。


「そうか!もう城出んのか!じゃぁまたなっ!次会うは俺ぁはもっと強くなってから楽しみにしてろよぉ!!」


って、感じだった。

爽やかだな、おい。


しかも、こんなにアッサリ……っうっう、私はこんなに寂しいのに…!

初めての女の子友達と思えば、まさかの男の娘で
結局最後は完璧な男の子になっちゃったやーちゃん

ある意味、一粒で三度美味しい友達だったのに…!

大切な友達なのに…!!



っう、喉から何かこみ上げてくるよっ



『おぼろげろげろ』
「名前、また船酔いか?」
『いや、これは、悲しみのっ、おげぇぇ』
「ほら、やっぱち船酔いか、船室で横になれ。」


佐和さん!その気遣いは凄くうれしいけど、今は悲しみに浸っていたいきぶっ、おげえぇぇぇ





雨ときどき船酔い


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