朝俺たちの中で一番学園と近い三郎たちの家の前に俺たちは集まる
駅から学園に行くまでの区間にあるから丁度いいのだ。



「はよー」

「おはよー」

「おはよう。」



俺より早く来ていたA組の2人に挨拶をしながら三郎たちの家を仰ぎ見る
中からはドタドタとあわただしい音が聞こえる

また寝坊か、まぁまだ時間に余裕はあるからいいんだけど俺もねみぃ…

欠伸を噛み殺してやけに静かな勘右衛門と兵助を見ると2人は何かコソコソと話し合っている。



「だから、この通学中に…」

「あぁ、どう切りだす?」

「それは……」

「ん?何の話だ?」



しばらく聞いていたがいまいち内容がつかめなかったので聞けば、昨日のことだ!と2人して顔を近づけてきたので仰け反る

言われて思い出す昨日のこと。

そうだ!俺たちは…俺たちは…!



「「あの下着の持ち主を探すんだ…!」」



3人で目をつぶり拳を握る、まぶたの裏には色とりどりのパンツにブラジャー

そうだよな、俺たちパンツは触れられなかったけど、ブラジャーには触れられたんだよなっ…!

女の子が一度でも使ったパンティーにブラジャー…そして持ち主は多分可愛い!

だが持ち主が普通でも全然いいっ!!

俺たち飢えた男子高校生には不細工じゃないかぎりあの下着だけでぼっryできるじし○%△×#□〆*!?



「やめろ八!!」

「それ以上言うとまた俺たちの彼女いない歴がのびるのだ!!」



あ、危ねぇ…!!すまねぇ兵助、勘右衛門…!!

俺の口を必死の形相で押さえる2人の手をそっと離す。


それでもやっぱり頭に浮かぶのはあの下着たち

よっしゃぁ!!燃えてきたー!!!
絶対見つけてやる!!そんであわよくば…!!


締まりのない顔をした俺にまたこいつ録でもないこと考えてやがると指を差す2人の顔も人の事を言えたもんじゃない顔をしていた。

思春期男子高校生を舐めてはいけない。





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