体育館裏呼び出され、いろんな意味でドキドキした(修正中





【昼休み、体育館裏に来い。】
たったそれだけ書かれた紙に、たらりと冷や汗が流れた気がした。
のが朝の話で、今は昼休み。
200ミリリットル入りの牛乳を飲みながらあたしがいるのは、体育館裏で。

目の前には、何故か学校で煙草を吸っている人。


『何だ、土方さんですか』


総悟兄ならよかったのに。
小さく呟くと、瞳孔が開いたその人が近づいてくる。


『え、ちょ、何なんですか?』


一歩後退りしても、一歩進んでくるから。
あたしはなんだか抵抗する気が失せてきて、ただ突っ立っている。
そして突然、煙草の匂いが掠ったから何事かと思えば、目の前は黒い隊服で。


「お前…」


総悟のこと、好きなのか。
低い声が耳元で響き、体が強張るのがわかる。

心臓はバクバクと鳴っていて。
その理由もわからない。


『な、何言ってんですか』

「…放課後までに決めとけ」


迎えに来るから、
そう言って背を向けるその人の姿を、あたしは惚けた表情で見ていたのだろう。
その辺を歩いていた野良猫が、不思議そうにあたしを見上げていた。




─体育館裏呼び出され、いろんな意味でドキドキした─


(土方さん、何してたんですかィ?)
(なまえの学校行ってきたんだよ)
(へぇ…様子は?)
(さぁな。とりあえず、放課後に迎えに行く)
(じゃあ、俺が行ってきまさァ)
(いや、俺が行く)



──────────
ものすごく駄文ですが、お題バトンネタ(え
実は昨日の続きもののSSです!
明日はきっと土方さんvs総悟かな?←



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2008.08.23
夕凪


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