「そんでなー、あの店の肉は脂っこいんだけどそこの店の肉はちょっとあっさりしすぎててなー」 『うんうん、お肉の話はもういいからルフィ。私にこれ以上お肉情報を詰め込んでどうするつもりなの』 「あ、アル!この店の肉はあんまり美味くないから止めとけ!!」 『人の話は聞こうねルフィ。もしそれが本当だとしてもそんな大声で言わないであげて。お店の人が涙目になってるから』 「何でだ?本当のこと言ってるだけだぞ?」 「店長が倒れたアアアアアア!!」 『(純粋とは時に残酷…)』 「なーなーアル、今日家こねーか?」 『ルフィの家?』 「あぁ。エースがアルを気絶させて引き摺ってでも拉致って来いって」 『うーん、何処からつっこめばいいんだろう…』 「この前昼飯分けてくれたお礼がしたいって言ってたぞ」 『最初にそれを言おうかルフィ』 ≡≡≡≡≡≡ 「何!?今日は晩御飯いらないだと!?」 『うん、ルフィの家で食べさせてもらうからいいよ』 「俺の作った料理が食えないってのか!?」 『そんなこと一言も言ってないんだけど。被害妄想は止めてよロー兄』 「最近はアルの弁当だって俺が作ってるというのに!」 『最近お弁当の中にハートマークが増えたと思ったらロー兄のせいだったんだ。大丈夫だよ、ロー兄。そのハートマークはエース先輩が美味しいって全部食べてくれたから』 「(ガーン!!)」 「おーい、アルー!まだかー?」 『あ、ごめんごめんルフィ。そろそろ行こうか』 「おい待て麦わら屋…」 『ロー兄』 「…何だ、アル」 『今日のお弁当、美味しかったよ』にこっ 「!!!!」びしっ! 『さ、行こうルフィ』 「あいつ固まってるけどいいのか?」 『うん。多分あと一時間くらいしたら動き出すよ』 外食くらい普通にさせてください (ただい…うわっ、何だこれ!?) ←戻る |