概要


 この世界は、人間と化け物が混在しています。
文化レベルは中世から近現代までのよくあるファンタジー世界観の欧州をイメージしてください。ただし、空がからりと晴れることは少ないでしょう。主に英国のような薄暗い曇り空が多いようです。
 特徴としては、魔法紛いのことをすることができるレベルの科学技術があることです。ただし、その技術を政府が独占しているため人々は中世レベルの外観、また文化技術と認識しています。
 港がありますが、外海へ進出できるような船や飛行船を所有していたのは、政府のため、外海を知ることは少なかったようです。特に化け物は目にする機会がなかったでしょう。



人間と化け物の違い


 人間と化け物は、主従となっています。人間は、化け物と呼ばれる彼らを制御するために政府が提供するティリカと許可証および軍隊を利用しています。
 政府に反撃することは、あまり貴方のメリットにはならないでしょう。しかし、奴隷との関係を変えたいと野心を持つならば別です。

間の定義
 異能力を持たないヒト科ヒト目の二足歩行動物。
 通常の市民権を得ており、自由な行動が許されます。ただし、身分のヒエラルキーは依然としてあることを頭の隅に置いてください。
職業について
◎貴族…街の名士が多く、政府の教育方針の為に化け物に対して強い嫌悪を示すものが多い。化け物を多数所有していることもある。

◎従者…貴族に仕える。市民よりも位が高いようだが、同じ立場で話す者もそれなりにいる。

◎市民…大多数の人間が所属する。裕福な市民の中には、化け物を一家に付き一人所有しているものもいる。

◎調教師…化け物の知識を持ち、化け物の弱点を知り尽くしている。貴族に高額厚待遇で召し抱えられるため、騙りもままあるという。化け物に接触することが多く、また常に傍にいるため、危険な職ともいえる。

◎科学者…模造品の化け物を生み出したと噂されている。模造品に対して有効な手段を持っている者が多い。倫理観の欠けたものがいるとも。

◎兵士…街を守るために存在する。警護団所属など市民の平和を守る任務のものもいれば、遠征して遠くの敵を倒す任務のものもいる。国の外の話を耳にする機会が多い。


け物の定義
 異能力を持ち、伝説上の妖怪や怪物の容姿をしています。また神に近い容姿をしているものもいるようだが、ティリカによって厳重に監視されています。その中には、人間に近い形のものも存在するようです。
 主に奴隷として人間に仕えています。今日の人権のような権利はほとんど認められていません。
種類について
◎純血…化け物としての能力をほぼ伝説通りに扱うことが可能。ただし、ティリカの監視が重く自由に行動できないため、常に調教師による支配を受けている。

◎混血…何かの間違いもしくは科学者の興味により生み出された。化け物同士の混血が多いようだが、まれに人間と化け物の混血も存在する。能力を著しく損傷しており、ティリカの監視も緩い。ときおり、混血であるがゆえに双方の力を十分に発揮できるタイプもいるようだが、しっかりと確認されてはいない。

◎模造品…純血の化け物を元にして生み出された模造品。純血よりも能力値が低く、人間に近い容姿をしている。科学者は詳細を知っているだろう。試験管から実験を重ねて生み出されたかもしれないし、孤児の人間を元にして作られたかもしれない。それに限らない可能性も十分にあるが、真相は定かではない。

職業について
◎奴隷…一般的な雑事を請け負い、弱い化け物が割り振られることが多い。

◎性奴隷…容姿のよいものが積極的に選ばれるが、中には幼い子供という理由でそうなることもある。

◎剣奴…主に白兵戦のために使われることが多く、捨て駒扱いである。

◎愛玩動物…意志のないものとして扱われる。かわいいペット。その愛し方は主人次第である。



政府


議会制民主主義ですが、議員は貴族から選ばれています。差別ははっきりと根強く続いているため、貧民層からの反発はたびたび起こるようです。
ちなみに、議長は王族が担っているため、王政にも似たり寄ったりのものとなっています。
政府の特徴は、以下のものを特に覚えておいてください。

ティリカの制御は政府が行う

奴隷の管理を通じて貴族の監視をしている

軍隊所持により市民の安全を確保している

科学技術の粋を集めた非公開の研究機関が存在する



人形(ティリカ)


空を飛ぶ人形です。化け物を監視する役割を持ちます。
聖女のような穏やかな顔をした10メートル前後ある大きな女性の形をしています。ひとつの街につき、一体の人形が必ず飛行しています。空を飛んでも影は出現せず、人形にむかって投げてもあらゆるものが素通りかつ無効化します。形はそれぞれあるようです。


1.許可証を持たずに外へ出た化け物に対して、通信音声による「警告」が行われる。

2.それでも無反応のまま一時間が経過した場合、警告音とともに荷電粒子砲により、化け物を焼き払います。場合によってはティリカに格納されている軍隊を派遣します。

3.基本命令の違反に関しては、許可証を通じて化け物の体を拘束し調教師へ罰の執行を促します。調教師をつけられていない化け物に関しては主人である人間に通達されます。


役割から考えられる交流上の留意点
Twitter上の交流において人形の扱いは、イベントを開催するときは主催者により動かしますが、個々での交流の場合は、個人で動かしてくださると嬉しいです。その場合の判断の仕方は、こちら。

1.最低でも10回のリプライをやり取りを終えた段階で一時間経過と見なし、人形を発動させてください。しかし、キャラロストに関わってくるので、リプのやりとりをしている相手と相談をしてください。出来る限り10カウントを終える前になんらかの対処をしてください。

2.三人以上でリプライをしている場合は、主催者へ要相談。例えば、三人一回ずつリプを終えた段階で1カウントするなど何か別の方法を提示するつもりです。一つのリプの中で多くの事を解決することをおすすめします。素早い行動で屋内へ入るか許可証を取り戻すことを推奨します。また、三人以上でティリカを反応させるような行動を行うのはイベント以外では控えてくださると助かります。



ィリカの噂
1.月に一度、月終わりの収穫祭のとき、ティリカの反応がおかしかったらしい。その日も変わらずティリカは浮かんでいるが、その日、偶然にも許可証を外してしまった化け物への「警告」が数分経ってから行われたという。

2.基本命令を違反した化け物に対して許可証を通じた拘束がなされなかった件があったらしい。また、ティリカも沈黙し続け、違反を報告した市民により後日罰則が与えられたという。

3.トリスタン・レンで過去に起きた暴動の際、ティリカに搭載された軍隊の半数が破壊されてしまったという。そのため、トリスタン・レンのティリカは十分な機能を持っていないのではないかと噂されている。



許可証


化け物が自由に行動するための証となります。この許可証は様々な形をしていますが、主に宝石に刻まれています。何かの技術を使っており、光にかざす、もしくは軽く振ってみると基本情報を確認できます。
この石を通して、人間は化け物を制御しています。もちろん、許可証は万能ではなく個人的な命令を記入するには多額の金額による申請そして政府の許可が必要になります。
そのため、基本は、一人で外出できないなどの簡単な制限のみとなっています。
取り外しは可能ですが、外すとペナルティがあり、外出中に外すのはあまりメリットがありません。

まれている基本命令
1.人間を傷つけることは許されない
2.一人で外出は許されない
3.以上のことを違反した場合、厳正なる処罰が下される

まれている基本情報
1.許可証を与えた人間の名前(化け物にとっては主人にあたります)
2.許可の範囲…主に基本命令を指します。時折、特殊な命令も刻まれているようです。


特殊な命令を刻みたい
対象となる化け物役キャラの親さんとご相談の上、申請してください。化け物役キャラにとっては非常に不利な要素となりますので、無断で行う、また勝手に取り付けるなどは禁止とさせていただきます。

誰が持っている、発行しているのか
許可証は、人間に配布されています。そのため、一人につき、確実にひとつは手にしていることでしょう。ただし、壊れた、また失くした場合は速やかに代替品を探すことを推奨します。
発行しているのは、政府公認の許可証取扱い店舗です。ひとつの街にかならず一軒は存在しています。店主は機械的な対応をする人間のようですが、顔は仮面で覆われているため何者かは判明しません。
この店舗へ行けば、許可証を購入することが可能です。通常のものならば、それなりの値段(現実で言う携帯電話の固定料金を想像してください)ですが、特殊な命令を刻んだものを希望する場合、かなり高額となります。(現実で換算すると月給二か月分を想像してください。なので、結婚指輪などを購入する場合を想定するとわかりやすいと思います)


LastUpdate:2016/5/9 適当に

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