「ああもう、リョーヤの脚大好き」
「っ、息荒げんなきめえ」
ソファに座り、テレビを観る俺の足元にいるのは幼なじみのカイ。なんか脚フェチらしい。きめえ。
「ねえ、ねえ、舐めていい?」
「だめに決まってんだろうが」
きっと俺のことを欲情した目できているんだろう。だが一瞥もくれずにテレビをみつづける。
カイの手が俺のはいている長ジャージを膝まで押し上げたのがわかった。
「っは、ほんと足首の形さいこー。膝も好き」
ちゅ、と音をたて膝にキスをする。
すべすべ、と良いながらふくらはぎをさする。
「ああもうたまんない」
れろっと俺の踝をカイの舌が這う。
「っ、おいこら!」
「ん、感じてんの?」
カイが足の親指を口に含み、そのまま声を出す。しゃべるたびに舌が親指の腹をさわり肌が粟立つ。
「なわけねえよ」
そうこたえると、じゃあいいじゃん、とカイの行為はエスカレートした。
いつもそうだ。いつもいつも流される。
べろーっと踵から中指まで舐め上げられる。
「んっ、」
ぴくっ、と体が跳ねる。
こいつのおかげで十分に俺の足は性感帯だ。
「あっ、ひあっ」
カイの手が、足を舐められたらだけで屹立した俺のモノをなで上げる。
「リョーヤ、感じないんじゃなかったの」
わかってるくせに嫌な笑みを浮かべながら見上げてくる。
「カイ、カイっ」
「わかってるよー。はい、じゃあ脱いでね」
「え」
いつもは脱がせてくれるのに、とカイの顔を見ればにこやかな笑顔。
「リョーヤの足、みたいから」
そんな風に言われたら、脱ぐしかねーよ。