主人と従者のプレイ
「やだ、ゃ、だ、」
従者はもじもじと太ももをすりあわせる。
裸にむかれ両手をそれぞれ壁にくくりつけられていた。
「ん、んぅ、も、だめ……っ」
従者の太ももの間からは細い透明な管が見え、数メートル先の透明な瓶の中へと繋がっていた。
太ももを寄せているので見えないが、その管は従者のペニスから生えている。というか管をペニスにいれられている。それをしたのは従者の主人である。
「っ、がまん、できな、」
従者は尿意を我慢していた。
それが主人からの命令だったからだ。
主人が戻ってくるまで漏らしてはいけないと言われている。
尿意を我慢している従者の体は全体的にほてり、爪先まで力をいれて耐えていた。
お尻と脚をもぞもぞと動かしながら必死に耐える。ペニスの根元をぎゅっと握りたいがそれもかなわない。しかも管が尿道の中を擦る感覚にも体がますます敏感になってしまう。
「んっ、ふ、ぅ、ゃだぁ……っ」
いつまで我慢すればいいのかわからず、このまま出してしまいと思ってしまうが、出してしまってはそのあとが怖い。
永遠につづくんじゃないかと気が遠くなったとき、扉の外から足音が聞こえてきた。
「こちらです」
扉があくのと同時に聞こえてきたのは主人の声で、扉から数人人が入ってきた。
「えっ、え、」
突然の出来事に戸惑っていると、男たちが話はじめた。
「これがこちらの従者ですか」
「ほう……、なかなかですな」
「いいえ、そちらの彼には及びません」
「あれはなあ、生意気なのがなぁ」
「それがいいのでは?」
「ははは、まあなあ!」
従者はただただ主人を見つめた。この状況が掴めない。
「ではささやかながら皆様の目を楽しませるものでも」
主人は男たちにそう告げると従者に目を向けた。
「アオ、脚をひらきなさい」
アオとは従者の名前である。
主人の命令は従者にとって絶対だ。
逆らえば酷いお仕置きが待っているし、最悪の場合追い出されてしまう。
命令に背くことのできないアオは閉じていた足を羞恥に顔を染めたままおずおずとひらいた。
「……っ、」
ひらいた足の内股はふるふると震え、管の伸びているペニスはうなだれていた。
「アオ、だしなさい」
何を、と言われなくてもわかる。
おしっこだ。
「は、い」
震える声で答えるが、さっきまであんなに出したかったのに尿意がひっこんでしまった。というか、膀胱にたまっているのはわかるのに、なかなか出てこようとしない。
「な、で、出したい、のに、」
譫言のように呟きながらおしっこを出そうと腰をふる。
「うーっ、で、ないっ」
このままでは命令違反になってしまう、だが焦れば焦るほど体が遠くに行ってしまうようだ。
「まあまあ、焦らずゆっくり堪能するとしよう」
「おしっこを出そうとするのを見るのもいいな」
男たちがにやにやと従者を見下ろす。
「あ、……あっ、あっ」
その目を意識した途端、突然。
「おお」
「きましたねぇ」
おしっこが管を流れはじめた。
「やぁ、やっ、出てるっ、もれ、て、」
じょぼじょぼじょぼ――――
しかも時間差で瓶をおしっこが叩く音が耳を犯す。
「やだぁ、音、や、きかな、でっ」
だが我慢していた分排尿は長く、従者は内股を痙攣させながら排尿を続けていた。
その間男たちはにやにやとその様子を眺めていた。
end