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なにがなんだかわからないまま彼らと別れた。学年も学科も違うので途中で別れるのは当たり前で、教室に戻れば、かず君と誉ちゃん、変t…桜士郎が居た。
「明希ちゃんお帰り」
「どうだった?マドンナちゃん達とお昼」
「うん、楽しかったけど。鈍感って言われた鈍感ってどういうこと?」
「くっあはははっ明希が鈍感か」
お腹を抱えて笑う桜士郎の足を踏んだ。ちょっヒールで踏まないで、地味に痛い!!
「明希ちゃん何があったのかな?」
「そうだぞ父ちゃんに話しなさい」
いつから私の父ちゃんになったのかず君よ… まぁ意味がわかるのなら話してもいいか。うん、たいしたことじゃないはずだよね。食堂でのことを話した。
「ね、なんか変でしょ」
「明希それはお前が変だ」
「確かに、明希ちゃんが鈍感と言われても可笑しくないよね」
「それもまさかの4角関係と来たよ」
「父ちゃんは認めないぞー!4角関係だなんて!!!」
「かず君煩い!!」
かず君が大声で叫ぶからクラスメイトの視線浴びてるよ、それに何かこそこそ言ってるし。
「明希ちゃん」
「ん?」
「もし何かされたのならすぐに言ってね。僕が殴りに行くから」
「ほ、誉ちゃんがこ怖いよ一樹ー!!!」
「誉、お、落ち着けとりあえずなっ!!」
なんで急に金久保様降臨!?なにもしてないよ、ねぇ桜士郎!!明希俺に話し振らないでくれるかな
「とりあえずだ。今はこのままにしておこう。明希、気にするな。いずれ分かるだろう」
「そうなの?なら気にしない」
あぁそうだとかず君が私の頭を撫でてくれた。それがとても温かくて自然と笑顔になっていた。笑顔になっていたなんて私は知らなかった。
(一樹も酷いね) (そうか?) (一樹も桜士郎も明希ちゃんを泣かしたり何かしたら……) (わかったから!!大丈夫だあぁぁ) (うしっしっ) (本当に?) ((………。))
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