be connected by the dream. | ナノ






朝起きると何だか体の様子がおかしかった。

胸の先がジンジンするし下腹部に甘い疼き。月のものがくる直前、最近こうなる。


「はぁ……」


何とも言えない不快感と気だるさにため息を吐いて、上半身を起こした。

膨らんだ胸、その先がツンと薄い寝間着を持ち上げている。

変な気持ち……

よくわからないのに、ただ恥ずかしい事だという感覚だけがはっきりしていた。


「おさまって……」


胸を隠すように押さえつけていると、同室のみかちゃんが起きてきた。


「ん〜おはよー」

「おはよ」

「あれ、小夜ちゃん熱?顔真っ赤だよ?」


寝起きのみかちゃんにまで気付かれてしまうほど、あたしはみっともない顔をしてるらしい。

それが恥ずかしくてさらに赤くなった。


「か、風邪ひいたのかな。でも平気だよ!」

「寝てた方がいいんじゃない?風邪はひき始めが肝心って言うし」


悩んだ末に授業は休む事にした。
おさまってくれそうになかったし、こんな状態で跳んだり走ったり、胸が揺れるのは辛い。

先生にはみかちゃんから伝えてもらう事にして、また布団をかぶったのだった。









[*prev] | [next#]
- 165 -
☆しおりを挟む☆
≪back

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -