■ スピネルとユークレース
2015/05/25

ユークレース
「……………」

スピネル
「…………」(読書中)

ユークレース
「……………」

スピネル
「…………」

ユークレース
「……………」

スピネル
「…ユー、どうしたの」

ユークレース
「えっ」

スピネル
「「えっ」じゃないわ、さっきからずっと私を見ているじゃない」

ユークレース
「あっ、バレていたんだね…」

スピネル
「あれだけ見られれば誰だって気づくわよ」

ユークレース
「えっと、ごめんよ…嫌だったよね」

スピネル
「嫌ではないけれど、なにか用があるなら遠慮なく言いなさい」

ユークレース
「用って言うほどではないから、大丈夫だよ」

スピネル
「いいから言いなさい」

ユークレース
「でも…」

スピネル
「言いなさい」

ユークレース
「……えっと、スピネルは小さくて可愛いなあ…って思って見てただけ、だよ」

スピネル
「私が可愛い?」

ユークレース
「うんっ」

スピネル
「そう…でもあなたの方が確実に可愛いわよ、ユー」

ユークレース
「えっ…私?」

スピネル
「ええ、あなたよ」

ユークレース
「可愛い…私が?」

スピネル
「ええ、とっても」

ユークレース
「あ、ありがとう…とても嬉しいけれどなんだか恥ずかしいね、照れてしまうよ」

スピネル
(本当に可愛い…)


 





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