夢になるかもしれないなにか
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ポケワン
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白髭さん家と不思議な怪獣

「うわっ、ありがとうホエルオー」
ジョウト地方のウバメの森を歩いていたはずなのに、わたしはなぜこんな海の上にいるのだろうか
ホエルオーが咄嗟にボールから出てくれなかったら、わたしは危うく溺れるところだった。
近くに街はないか探そうとしたそのとき、遠くに連絡船とはまた違った船の姿が見えた。
「とりあえず、助けてもらおうか。ホエルオー、このまま"なみのり"であの船まで行って」

「うわあ、大きな船…しかもホエルオー型だし」
近付けばわかるその船の姿。わたしの可愛い手持ちと似たその船になんだか嬉しくなりながらさらに近付いたそのとき、
「うわあああ!何だ?海王類か?」
「女の子が頭に乗ってるぞ!」
「なんだ?!敵襲か?!」
途端に騒がしくなる船の上。

「あの、すみません、ここは何番水道ですか?」
出来る限りの大きな声で船に向かって叫べば、青い炎を纏った鳥ポケモン?が目の前に降りてきた
「お前、何者だよい」
「ぽ、ポケモンが喋った!?伝説?えっ?」
目の前の鳥ポケモンは"するどいめ"でこちらを睨んでくる。何だかとっても怖いけれど、混乱する頭のなかは見たこともないポケモンへの好奇心でいっぱいだった。
「(と、とりあえず誰かのポケモンではないみたいだし…ハイパーボール投げてみてもいいかなあ?)」鞄から取り出したボールを目の前のポケモンさんに投げて見ればそれを見事にキャッチされてしまった。
「何だよい、これ。…とりあえず敵襲ってことで間違いねえんだな?」
そう言って人の形に姿を変えるポケモンさん。
(何だか奇抜なファッションである。)
「はああああ?!擬人化?なんなの?」
「白髭海賊団にケンカ売ったこと、後悔させてやるよい」
『うおおお!!マルコ隊長ー!』

口元に笑みを浮かべ、炎を纏った脚で攻撃をしようとしてくる"マルコたいちょう"と呼ばれたポケモンさん。ああ、誰かのポケモンだったのね。…でも、ポケモンのニックネームにしては長くない?
「("ブレイズキック"ね…)ホエルオー"まもる"!」
「っ、何だよいこの壁…お前、能力者か」
「へっ?能力者?」
「は?能力者も知らねえのか?」
きょとん、とした表情を浮かべる"マルコたいちょう"。さっきの"するどいめ"から表情が変わる。
「わたしはただのポケモントレーナーですよ?」
「ぽけもんトレーナー?何だよいそれ」
「え、ポケモン知らないんですか?!どうやって生活してたんですか?」


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ここまでで力尽きたけど、
いつか長編で書いてみたい


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