男の娘になりたくて 5

「うあっ…マジやばいんだけど」
「…んふっ」

ぴちゃぴちゃと辺りに漂う水音。
その音は、ゆずが男のモノを舐めあげている音だ。
口の中に初めて感じる苦みが走る。
決して快いものじゃないけど、ゆずの初フェラで男が感じているのだと思うと堪らなかった。

「はあっ、もう舐めるのはそこまででいいよ」
「えあ?」
「今度は君の可愛いお口まんこを使わせてくれる?」
「…んぶっ!」

男は目の前にひざまづいた俺の頭を掴んでそう聞くと、無理矢理自分のモノを俺の口に突っ込んでくる。

「うわ、なにこれ。堪んねえ」

男も自分と同じ男を征服していることに興奮したのか、最初からゆずの口腔で余裕のない抽挿を繰り返した。

「はあっ、いいわ。お前の口まんこ。男だからかな。サイズも俺のにぴったりだし、お前がガキだからか子供体温も堪んねえわ」

俺の身長は少し低めだから、高校生だとでも思われているんだろう。
男はそう言うと、抽挿のスピードを上げる。

「…ぐ、ぐぇっ。ぐおっ」
「はぁっ…入る入る。男だから喉まんも余裕だな」

咽喉の奥まで男に犯されて、男は最初から俺の頭を押さえ付けて滅茶苦茶に腰を振った。
所謂、イマラチオと呼ばれる行為をされたゆずは、生理的な涙を零す。

「うわっ、出る出る。もう出すぞっ」
「―――!!」

その瞬間、熱い何かが喉奥で爆ぜた。
口腔を満たす苦みに顔を歪めたけど、

(――ごくっ)

無意識にそれを飲み下してしまう。

「うわ、マジか。エロすぎんだけど」

その声に、今更ながら我に返った。


あ、有り得ねえ。
よりによって、男のザーメンなんかを飲んでしまった。
いくら今の自分がゆずだとしても、ここまでやれる自分に対して戸惑いが隠せない。

「…どうするよ俺。こいつは男だけどいけそうだよな…」

その時、俺と同じように葛藤していた男は地べたにぺたんと座り込んだ俺の手を引き、

「…次は君が気持ちよくなる番ね。ほら、立って」
「え?」

そう言った男は俺をフェンス際に追い込むと、まるで壁ドンをするように片手で俺の背後のフェンスを掴んだ。

Bkm
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