壱
『ユ・ウ・ヤくーん!』
「んっ……」
どうしよ…起きてくれない…
今、彼が何をしてるかと言うと…
寝てます
それも私の膝で
『ユウヤくーん?』
「ん…」
『うぅ〜…』
めちゃくちゃ困りますな
もうすぐ帰らないといけないのに
ここは放って帰る?いやいや、それは駄目だよね…
「んん…」
『あ、起きた!』
「ん…?え!?薔さん!?え?」
『ユウヤくーん、早く起きてー』
「え?あ…はい…」
『よし、じゃあ私は帰るね』
「えっと…は、はい」
そう言って私は河川敷から家へ帰る
私がユウヤ君と会ったのは私が藤夜家を抜け出して角を曲がった時にぶつかった時だった
その時は大して喋らなかったけど次の日の脱走時にここ、河川敷でまた会ったその時は適当なあいさつと自己紹介で終わったけどまたまた次の日今度は家に帰る途中会った三日も連続で会ったら流石に仲良くなる
そんなかんだで2週間がたち今に至る
最近じゃ週2で会ってる
『ユウヤ君の寝顔可愛かったな♪』
-3/4-
prfv/
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