4話


名前が小さくなって、1ヶ月。
夏は、すっかり本番で、体が戻らない名前は夏バテに喘いでいた。
名前が小さいと言う違和感を除けば、家にはエプロン姿の名前が待ってくれていて。俺は毎日毎日幸せだった。

お風呂に入ろうとする名前が困った顔で、読書をする俺の元へ来る。

「間違えてパジャマ全部洗濯しちゃった。まだ乾いてなくて、シャツ貸して」

優秀な上忍でありながら、名前はプライベートではオッチョコチョイだった。それが、俺の心を擽るひとつなのだけれど。

自分の寝間着の中でも細身のシャツを名前に渡すと、名前はお風呂に入って行った。
流石に、名前がこうなってからは一緒にお風呂には入らなかった。その体を見てはいけないと感じていたから。キスは我慢出来なくてするようになったけども、女として子供の体を見られたくないのではと思っていた。
名前もそれを察してか、誘ってくることもなかった。

「カカシ、ありがとう。やっぱり、ちょっと大きいね」

俺のシャツをブカブカに身に纏う美少女が、そこには立っていた。
シャツと言うよりもワンピースだった。膝まで隠れ、袖は幾重にもクルクルと巻かれていた。合わせのボタンが一番上まで掛けられていても、その鎖骨から胸元は大きく露わになっていた。とは言っても、胸の谷間がある訳でもないが。
大人の名前に着させたら、きっととても色っぽいにちがいない。元に戻ったら着させようと密かに鼻の下を伸ばした。

「やっぱり大きかったね」
「うん」

名前は、恥ずかしそうに裾を握っている。俺は、名前をだっこしてベッドに運んだ。

「寝ようか」
「うん。カカシ、おやすみ」

名前は、俺の頬に小さな唇でキスをした。俺がくすぐったいと笑うと、名前はハニカミながら眠りについた。
俺は、そうして眠ろうと思ったが、目の前にいる魅惑的な天使に俺は惑わされていた。

名前は、小さな体になってから体温が高くなって、タオルケットさえも暑がるようになった。裾から白い太腿が露わになり、大きなシャツからは小さな肩が覗いている。俺は撫で回したい願望に駆られる。

グッと堪え、代わりに名前の体を抱き寄せる。少女から発せられる香りは、見た目に反して大人っぽく甘く、益々俺の体の熱を刺激する。俺は作戦失敗だと感じる。

「はぁ……」

俺は、小さく溜息をついた。大好きな人が目の前にいるのに、何も手を出せない状況は酷だった。今すぐにでも、体中にキスをして、その可愛い声を聞きたいのに。

「カカシ……どうしたの?」
「あ、起こしちゃった?」

美少女が、腕の中で俺を見上げていた。目をこすり、俺の目を見てハッとした顔をした。名前は、ふとした時とても敏感だ。

「カカシには、大変な思い、させちゃってごめんね」
「そんなことないよ」
「そんなことあるもん」

名前は、小さな手を俺の両頬に添える。そして、そのまま唇にキスをした。避けることも出来たが、俺はそのまま唇を受け入れた。俺は、ずっとこの時を待っていたんだと思う。

「名前、ダメだよ」
「え?」
「名前が可愛すぎて…。俺が触れたら壊れちゃいそうで、俺すっごい我慢してるんだから」

名前は、顔を赤くした。俺の言った意味が分かったのだろう。

「えっと、あのね」
「うん?」
「カカシ、いいよ」
「え?」
「私、カカシに抱きしめてほしいの」

名前は、再び俺の唇にキスをする。小さな唇が震えて、少し不器用に触れて、俺は自分の中の何かがパーンと音を立てて弾けた。

「名前……」
「カカシ、お願い。この体、全部カカシのものにして欲しいの」
「途中で嫌って言っても止めないよ?」
「だいじょうぶ」

俺は、名前の体を組み敷いた。
口付けをし、舌を名前の口内に侵入する。小さな舌が、俺の舌に応えようとしてくるのがたまらなくて、俺はシャツに手を掛ける。
ボタンを外し、掛け合わせを少し開くと、名前の喉から臍までを指でなぞる。名前は恥ずかしいのか、体を少し捩らせた。

「名前、綺麗だよ」

シャツの上から膨らみかけの胸に触れる。既に立ち上がった頂を、シャツごとキュッとつまみ上げる。
頂を指先で転がすと、名前は小さな喉を可愛い声で鳴らした。

「名前」

名前と両手を繋いで、舌を名前の体に這わせていく。

「ぁ……」

シャツを咥えはだけさせると、名前の体を全て露わにさせる。
ツンと立ち上がった胸の頂を、俺は舌で優しく可愛がる。飴玉みたいに美味しくて、俺は夢中で舐め続けた。
名前は顔を真っ赤にして、俺からの刺激を受け止めていた。これだけで十分に可愛くて、頭がオーバーヒートしてしまう寸前だった。
もっと名前を味わいたい。俺の欲望は留まることを知らない。
解いた右手で下着の上から、名前の割れ目に触れる。水の音が聞こえて、俺は名前の耳たぶを甘噛みした。

「もう、濡れてるんだ。やらしいね」
「や……」

小さな突起を見つけて、そこを優しく擦ると水の音が大きくなる。
湿った下着をずらし、直接割れ目に触れれば、そこはもう蜜でいっぱいに濡れていた。たまらず俺は、割れ目の奥に指をいれる。

「ん、いた……」
「ごめんね」

余りにも狭くて、熱くて、小さな名前のナカは、俺の指さえもキツく締め上げる。

内壁を擦れば、名前の甘い鳴き声と甘い蜜が漏れ出してきた。下着を取り去り、名前の太腿を大きく開かせる。大人になっている途中のそこは、俺に背徳感を植え付けさせた。
はだけたシャツに袖を通した名前の姿は、絵画に描かれているような天使だった。俺は、天使を手に入れしまったんだと喜びで心がいっぱいになる。
指を増やし、名前の蜜壺を俺はかき回した。

名前は、体をビクビクとさせ、ひときわ大きな声をあげるとグッタリとした。肩で息をして、名前は目をトロンとさせる。濡れたまつ毛が、俺の欲をそそる。

「小さい体でも、ここがイイんだね」
「カカシ……」

再び内壁を擦ると、名前は体をガクガクと震わせる。俺は、もう我慢出来なかった。

「挿れていい?」
「う……んぅ」

もう我慢なんて出来ない。余裕のなくなった俺は名前に問う。絶頂が残る名前は、微睡みながら首を縦に振った。
名前の両膝を抱え、俺は固く大きくなった自分を蜜口に宛てがう。

「いくよ」
「んッ……はぁ」

先端でさえ、なかなか入らずに俺は胸の頂を優しく転がしながら、キスをしてゆっくりと挿入する。先端が入っただけで、名前は痛みで涙を流していた。

「大丈夫?」
「おねがい……きて」

唇で涙を拭い、俺はさらに進んでいく。
メリメリと割り込んでいく自分に、名前の息は絶え絶えになった。

名前の胸が、浅く激しい呼吸で大きく上下する。胸の頂を優しく転がせば、ナカの潤いが増していく。その蜜の助けを借りて、俺は半分をやっと挿れた。

「頑張ったね」

小さく抜き挿しして、蜜壺に刺激を与える。半分しか入っていなくても、俺自身は快感で体も脳もとろけてしまいそうだった。

「名前、気持ち良いよ」
「ほんと?」

たまらず、もっと奥へと進んでいく。どんどん狭くなっていく名前の中。律動を小刻みにして、を解していく。

「カカシッ……」
「頑張ったね、入ったよ……」

全部挿れてしまった。
串刺しになった名前の体、小さすぎる名前の下腹部は俺でいっぱいになっていた。征服欲が満たされて、それだけで逝ってしまいそうだ。

俺は、名前の両手を貝殻のように繋がせる。もう離さない、そんな想いを込めて。
優しく腰を揺すると、名前は可愛い声で泣き出す。

「ん、カカシ……」

俺は、下半身が名前とひとつになってしまいそうな程、快感に蕩けそうだった。

「ごめん……壊したらごめん」
「……ん!」

俺は激しく腰を打ち付ける。
名前の一番奥にまで挿し込むと、名前の一番奥にまで入り込みそうになる。
名前は、猫のように甘い声をあげながら、俺の手を必死に握る。快感に悶える小さな天使の姿は、視覚だけで俺を気持ちよくさせる。

「ぁあッ、カカシッ!」

速い律動を繰り返し、俺は名前の体をむさぼり食う。
快楽が頂点に達した所で、俺は名前の一番奥にまで入れ込んで、快感を吐き出した。

「名前、千切れそう」
「カカシ……」

その全てを吐き出しても、俺は留まるところを知らず、すぐに熱を帯びる。俺は、名前に許可を取ることなくまた腰を打ち付け始めた。

「え?……ッ!」

戸惑う名前の口内を舌で犯しながら、再びすぐに俺は快楽を吐き出した。キツく締め上げる名前に、俺は自分が暴走するのを止められずにいた。自分でも困惑していた。名前の姿に興奮し過ぎてしまうのはいつものことだが。腰の動きが止まらず、俺は名前を喘がせる。
その声が聞きたい、気持ち良さに悶える顔を見たい、体に滲む汗さえも愛しくて堪らない。俺は名前に心から夢中だった。

「名前、気持ちいい」

それから、何度も何度も俺は名前の体を楽しんだ。
全てを出しきり、やっと、名前のナカから自身を抜くと、蜜口から俺が吐き出した快楽が名前からトロリと流れ出した。
少し赤が混じった快楽は、名前の体が男を初めて知った事を知らせた。名前の処女を貰うのは、これで2度目だ。

「もう、激しいよ……」
「名前が可愛すぎたから、ごめんね」

小さな名前の体は、大人の名前とは違って色気がある訳でもない。それでも、俺を強く刺激したのは、他でも無い愛する名前だったからだ。

「はぁ、早く名前の子供欲しいなぁ。やっぱり大人にならないとね」
「カカシ」

俺は、名前の体を全身で包み込む。

「綱手様が呪印取り去ったら、すぐに子作りしようね。俺、がんばるから」
「………か、カカシの変態!」

顔を真っ赤にした名前。可愛すぎ。

「名前、愛してる」
「私も愛してるよ」

目が合って、キスをすると俺達は笑いあった。
そうそう、こんな幸せが欲しかったんだと確信した。
名前に出会えて、俺、幸せな瞬間しかないな。

「名前、ありがとう。俺、幸せ」
「………わた、し、も」

激しくしたせいか、名前は眠ってしまった。
目の前の天使を抱き締めて、鼻同士でキスをすると、俺も眠りに就いた。


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