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お風呂からあがったアミはナミのセクシーな服をきて、甲板へと向かった。甲板ではなにやら騒動があったようで、Mr.2というオカマが現れていたらしい。ビビの国の話を聞いたアミはアラバスタを一緒に救いたいと心から思った。左手に仲間の印を書いた一味は急いでアラバスタへと船を進めた。

アラバスタに上陸した直後ルフィはアミを抱きかかえてメシ屋を探して行ってしまった。ナミ達はため息をついて呆れる。そしてアラバスタの港町・ナノハナでメシ屋を見つけると、そこには白ひげ海賊団二番隊隊長のエースと海軍本部大佐スモーカーがいた。スモーカーや海兵達に追われるルフィとアミ。その目の前に悪魔の実を食べたエースが駆けつけたのである。

「エース!!!」
「エ、エース!」

ルフィとアミは顔を見合わせると、緩む頬をおさえようとはせずにエースの名前を呼んだ。エースは先にフーシャ村を旅立ってから“メラメラの実”を食べたようだ。エースが海兵達の足止めをしてくれている間に、ルフィ達はメリー号へと向かって走る。

「エース、」
「アミっ!?はやく行けよ!」
「無事を祈ってる…Angel Kiss」

アミは能力をつかってエースの頬にそっとキスをした。エースの顔は真っ赤に染まる。

「アミの能力、久しぶりだな……気をつけろよ、はやくルフィんとこ行け」
「うん」

アミは満足したように笑顔をエースに向けると、ルフィの元へと走り出した。エースが可愛いなんて思ったことは誰も知らない。そしてアミはルフィの元へと向かうとき、その場で派手に転んでしまった。慌ててルフィが駆けつける。

「アミ!!能力使ったろ!?」
「…………、うん」
「ったく、後で怒るからな…とりあえず急ぐぞ。」

ルフィはアミをお姫様抱っこにすると、急いでメリー号へと向かった。恥ずかしさに耐えきれず、アミは顔を真っ赤にさせてルフィの胸に顔を埋めた。

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