031
戦争終了後、私とガープさんはある島に帰った。
『東の海 ゴア王国 フーシャ村』
予想していた通り、村は大騒ぎとなった。
この村、島を守るためだ。
白ひげが亡くなった今、この島も危ない。
「おいガープぅうう!!」
ダダンさんだ。相変わらずだな。
私は木に隠れていた。ダダンさんやマキノちゃんに合わせる顔がない。
「どの頭下げて帰って来やがったァ〜〜!!!」
ダダンさんに殴られるガープさん。
「てめェ…あの戦争の現場にいて…あいつらの目の前にいて…なぜエースを見殺しにしたァ!?」
私のなにかに刺さった気がした。
ダダンさんはガープさんに襲い掛かるがその目には大量の涙。
「家族より任務かよ!おいガープ!何が海軍の英雄だァ!くたばれクソジジイ。」
「手の届く距離で2人を救えなかったガープが…一番辛いに決まってるじゃない!」
マキノちゃんが叫んだ。
「一番辛いのは…!ルフィとクミさ!」
ダダンの叫び声が頭に響いた。
そしてマキノさんのぬくもりと匂いがした。
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