026
「気味悪いですね」
「そうか?」
「はい」
囚人達の呻き声。こんな場所、好きな人なんていないでしょ。
「着きました」
level6の奥に進んでいく。ここは静かだ。
「エース…」
エースは大きな鎖に繋がれている。横には七武海のジンベエ。すると囚人達が騒ぎ出した。女に飢えたところに、世界一美人な女が現れたのだからそりゃ興奮してしまうだろう。マゼラン達はその興奮を抑えに行った。
今の内に。
「エース!!」
「クミ…」
「逃げて、そして私が捕まえる。ルフィが逃がしてくれるよ」
「ルフィがっ!?来るなって言ってくれ」
「ルフィはもう止められない。」
「ックミ、お前に……」
「戻ってきたぞ。」
「はい。ありがとうございます、ハンコックさん。」
ハンコックが教えてくれて、ハンニャバルやマゼランは戻ってきた。
「クミ中将、なにか話していたのなら続きをどうぞ」
「いえ、いいですよ。それよりお腹が空いたので、はやく帰りましょう」
「そ、そうだな」
エース、絶対死なないでね。じいちゃんも心の中ではそう思ってる。そして私は海軍本部へと戻った。
prev|next
戻