重吾、家を出る

五十嵐 重吾
「前から思っていたんだが..
何でお前は女っぽいんだ?!」

五十嵐 風磨
「だって可愛い物好きなんだもん!」

五十嵐 重吾
「何でそんなナヨナヨしてるんだ
俺はもう出て行く!!」

[バタム]

五十嵐 束子
「気にしないでね..
いつもの事よ」

五十嵐 風磨
「よし、ビフォーアフターだ」

「キュートな物をどうにかしよう」

熊の縫い包み..
星の時計..
男性のポスター..
置き型手鏡..
これらだ!!

――数日後

イトコ
「これ全部貰って良いの?」

五十嵐 風磨
「勿論タダじゃ無いぜ!!」

イトコ
「お金取るの?
じゃー要らない」

五十嵐 風磨
「どうしよう..
この大量のグッズ」

「よし、木を隠すなら森の中だ!!」

「家の色んな所に紛れさせよう」

五十嵐 束子
「パパ、まだかしらね..
電話掛けてみるわね」

五十嵐 重吾
「ただいまー‥
何か家の雰囲気変わってない?」

五十嵐 風磨
「そうかな..
まぁ部屋を見てよ!」

五十嵐 重吾
「…シンプルな部屋になったな
勉強机とベッドだけとは」

「父さんも言い過ぎた
ゴメンな..」

"風磨の部屋は3ヶ月掛けて
徐々に元通りになったのでした.."

五十嵐 風磨
「やっぱ可愛い物最高♪」

 | 
×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -