「で、今度は何さ?」
服を汚さないよう、白衣を来て三角フラスコ(液体は蛍光紫)や薬草的な雑草(泥付き)を持った緋彗が不機嫌そうに言う。邪魔しないでよ。みたいな感じで。
たぶんハロウィンのこと、まだ気にしてますね。
「軽い質問ですよ。今日は何の日か知ってます?」
「今日…?今日…
あれ?今日って何月何日だっけ?」
「そっから!?今日は緋彗のtΣいでっ!…じゃなくて12月22日さぁ。」
ラビが口を滑らせそうになっから僕は足を踏んだ。涙?知りませんよそんなの、だって関係ないですもん!(え)
「むぅ…僕ってば生きることに必要なことしか知らないものなぁ…。
あ…わかった!クリスマスのイブイブ!!
だったら問題ないよ?明日ジェリぽんとケーキ作る約束してるし。
あんたらのことだから、ユウにプレゼント考えたかー?とか思ってんでしょ?」
それもあるけど、それだけじゃないんだよ緋彗…。
「それにプレゼントは…あ、アレンとかラビとかの分もあるよちゃんと。で、ユウにはコレ上げる。」
「それ…ですか…。」
目の前に突き付けられるのは例の三角フラスコと雑草。
「なんか使い方誤ったら死にそうな色だな…。」
「失礼だぞソレ。大体、使い方間違わないよユウなら。」
逆ですよ。バ神田だから間違えるんです。
「つかなんでハロウィンは知らねェのにクリスマスだけ知ってんの?」
「だって僕日本人だけどイタリア出身っしょ?義父さんも義母さんも仏教徒だけど下町のみんなはカトリックだったわけ。
まぁ僕は神や仏の存在は肯定してるけど更々信仰なんて悪魔だからするわけないけど。」
黒の教団内部でそんなこと言うなよ。
「話戻るけど、今日はとりあえず特別な日だからパーティーあるんさ。」
「前の二の舞は嫌。つまり行かん!!」
前のパーティーではヴァンパイアやって(やらされて)大変だったらしい。でも血を吸われた人は何故か健康に。
コムイさんは、ヴァンパイアは悪い血を好んで吸うんじゃないの?クロウリーがアクマの血を吸うみたいにさー。おかげでリーバーくんも三日三晩徹夜で働いてくれたよー♪と言っていた。あなたが働いてくれればそれで済むんです。
教団への被害はないのだけど、その後緋彗に降り懸かった被害は甚大で…
「断固拒否です。何故なら緋彗は強制参加ですから!」
「いーやー!アレンおまっ、あの後僕が一日出歩けなかったの知ってんでしょ!?僕は行かない!」
神田が軽く…ではなく激しくイラつき(主にヤキモチです)その矛先は全部緋彗に。ま、ドンマイですよね♪(え)
「大丈夫さ!コムイの計らいでユウの奴、昨日からアクマの大量破壊だかんなー…数多いらしいから着くのは24日!!」
「だったら早くコレ作んないと…!!任務が終わる前に!」
結局行かないんじゃないですか。 ←→ page: