嫌よ嫌よも好きのうち
嫌よ嫌よも好きのうち
※CVネタ多数
※ほぼ会話文
※ギャグ
※アストラル見える夢主さん
※アストラルの会話文《》、夢主さんの会話文『』表記
※OK?d(^_^o)
昼休み。
ガランとした教室の机に突っ伏すなまえを見つけた遊馬とアストラルは、顔を見合わせると、そっと近づいた。
『はぁぁ〜…』
「なまえ?…何浮かない顔してるんだ?」
『体育なんて滅んでしまえ』
「いきなり何だよ!?」
『体育が何のためにあるか、知ってる?』
「え、えーと…楽しいから?」
『はい、そこのアストラルさん!』
「無視すんなよ!」
《元々、武術や体操中心だったものであり、時を経て現在のようなスポーツ等を取り入れたものが、体育と呼ばれている。心と身体をともに鍛え、成長させる…今と昔とで、体育の意義は異なっていたのだろう。遊馬のように、楽しいばかりでは無かったはずだ》
『はい、せいかーい!遊馬のいうそんなお気楽な答えじゃありませーん』
「いいだろ!オレは体育楽しいから!」
『そーだね。遊馬にとって、得意な授業は体育くらいだもんね』
「そ、そんなこと…!」
『国数英が特に出来なくて、理科と社会が平均点。で、得意なのは…?』
《体育ぐらいだろうな》
『だよね?』
「おい、アストラルまで!!」
自分の味方が一人もいない現状に口を尖らせる遊馬。
「てか、なまえはそんなに体育嫌いなのかよ」
話思いっ切り…というか、無理やりそらしたな…
そう思うものの、いつも成績に関しては、お姉さんや小鳥ちゃんが突っ込んでいることを分かっているなまえは、これ以上追求することをやめた。
『見るのは好きだけど、実技がねぇ…知識はあるけど、身体が上手く追い付けない感じ』
《なるほど。筆記は得意ということか》
『実技出来なくても、筆記試験でカバーしてるから、成績的には酷くないよ』
アストラルにより、またも勉学方面に話がシフトしかけていることに慌てる遊馬を見て、つい苦笑するなまえ。
今度は私が無理やり話を変えてあげようかな…
『そういえば、遊馬はバスケ強そう』
「そっ、そうか?」
『んで、アストラルはバレーボール』
「バレー?こいつが?」
『チームの力を最大限に引き出す超正確なトスを上げるセッター、みたいな!』
「そうかぁ?」
『イメージの話だから。イメージでいえば、Wはバスケとバレーボールだけじゃなくて、テニスとか水泳も出来そう。あとダンスとか…ミュージカルに出れるレベルで…というか、あの人は別格かな』
「《確かに》」
『真月くんもバレーボールとテニス出来そう。シャークはバレーボール、バスケ、テニス、野球…とか』
「じゃあカイトは?」
『んー…バレーボール、野球、水泳』
「適当に言ってねぇか?面白いけど」
『半分真面目、半分適当』
「おい!」
『いやだって、想像してみ?カッコ良い姿しか思い浮かばないことに気付いちゃったら、適当に言いたい気持ちが…』
「……あぁ」
沈みかけた空気を察したかのように、チャイムが鳴った。
次の体育で今日の授業は最後なのだが……
「ヤバい、着替えて無い!」
『マジか、急げ遊馬!』
「なまえのせいだろ!っていうか、何で着替え終わってんだよ!」
『ここが違うんだよ、ここが』
ここ、といいながら自身の頭を指差すなまえ。
「くっそー!」
『じゃあ、お先ー!』
勢いよく立ち上がると、ヒラヒラと手を振りながらなまえは遊馬を残し、教室を後にするのだった。
《……なまえにとって体育は
嫌よ嫌よも好きのうち
というものなのだろうか…》
End
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山無し、オチ無しの、入り乱れたCVネタw
これ以上入れると収拾つかなそうなので諦めましたw
個人的には、アニメ6作品、楽曲1作品、後映画とミュージカルを入れたつもりですが…何作品わかりましたか?←
2015.12.2
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[mokuji]
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