秘密の片想い




秘密の片想い




※超短い







「なまえ。お前、オレのこと好きになってるだろ?」






カードを触る手を止め、声の主、エド・フェニックスを見上げる。


つい目を細めたのは、何も彼の銀髪が眩いせいだけでは無い。





「なら、やめろよ。それは勘違いだ」





幼少期、親の都合でアメリカで過ごしたなまえにとって、エドはお兄さん的存在であり、所謂幼馴染とも言える存在だ。

それは、恋愛には近すぎる存在。

何年も離れ、アカデミアで再会を果たした今でも、それは変わらない。


日本に帰ってから、なまえはそう考えていた。





「年上に憧れることはよくあることだ」

『どうしてそう思ったのかは知らないけど…勘違いだよ。私はエドのこと、好きじゃないもの』





年が遠い。

距離が遠い。

幼馴染だと言うことすら憚られる。






「そうか、オレの勘違いか…ならいい」





だからこの気持ちは…


秘密の片想い

((勘違い…な訳ないけど))
((あいつはオレを好きじゃないって言ったけど、オレの方がそろそろ限界だな……))

本当は両片想い

End
ーーーーーーー
stskの保険医スタンス?で。
CVネタですね(笑)
もっと爽やかなイメージだったのに…
もっと長く書きたいかもw
タイトルは『秋桜』様よりお借りしました。
タイトルのセンスが欲しい…
2015.12.1

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