1


 個人ブログにて動画が投稿される。質素な部屋の中央に置かれた椅子に、手足を拘束され目隠し・猿轡を嵌められた男性の姿。
 一時期、似たようなスタイルで人気を集めた生放送を彷彿とさせるが、一つ大きな違いがあった。拘束された男性の下半身は裸に剥かれ、性器も恥部も画面に全て晒されていた。
 男性は明るい茶色の髪をしている。顔の造形は目隠しと猿轡によってあまりわからなかったが、平凡な顔立ちをしているようだ。
 口端からはだらだらとよだれを垂らし、浅い呼吸を繰り返して腹筋がへこへこと動いた。性器はダラリと垂れて、椅子の座面に先端が触れている。
『あ……っあ、……っっ、……』
 音声は小さく、スピーカーの音量を最大にしてなんとか聞こえる程度だった。実際に彼の喘ぎは小さいのだろう。
『ああっんんん……あー、あーー』
 やがて大きな泣き声を上げながら、しょろしょろと排泄が始まる。なかなか止まることのない尿に、かなりの量が膀胱に溜まっていたことを物語っていた。
『ああっ……あ……あ……』
 それでも最後には、気持ち良さそうな喘ぎに変わっていた。動画は、そこで終わる。

- 1 -


[*前] | [次#]
ページ:






戻る