31 ばば抜きは当事者の前ではやりづらい
ミツバのヤツ、俺を倒しておいて更にはカカシさんの看病だと?許せん、俺が逆に倒してやろう。ベットがいいか、それとも…

と考えながはカカシさんの病室の近くまでくると

『あっ…先輩…それはダメですよ…』


ん?


「なーに、さっきはいいって言ったよね?それに、ミツバには決定権なんてなーいの」


いや、そんなわけあるはずないだろう。


『でも……』


いや、いやいやいや!ついに俺の耳も腐ってきたな。


「わるいな、俺ダメって言われたら逆らいたくなっちゃうタイプなんだよね」


ふっ、あくまでここは冷静行こうではないか。


『あっ!先輩!だめっ!あ!』

ーガラッ
「ミツバ!!イクなあああ!」





「………」



「あーまたかー」
『カカシ先輩だからダメって言ったじゃないですか。てか隊長、なに卑猥な事言って登場してるんですか。やめてください、全国の良い子達が見てるんですから。』

「……え。」


ばば抜きは当事者の前ではやりづらい



「ば、ばば抜き…?」

『え、隊長ばば抜きも知らないんですか。あぁ、うちはのボンボンはトランプなんて庶民的な遊びはやらないと、いやですねーボンボンは、ねぇカカシ先輩』

「はぁ、また負けた」

『え、ショック受け過ぎですよ。写輪眼のカカシもトランプまでは見えませんでしたか』

「そんなの使ったら楽しくないでしょうが」

『あ、負け惜しみですか。てか隊長いつまでそこにいる気ですか』

「またいかがわしいことが起こったらまずいだろう。事は未然に防がねば。」

『事が起こってんのはお前の頭の中だけだよ変態長!さっさと帰れ!』


「いや、前から言おうと思ってたんだけどね、ミツバもそろそろ帰っていいよ」

『え、先輩!無理しちゃダメですよ!まだ髪の毛真っ白です!』

「だからさ…はぁ、もういいわ。イタチ、連れて帰ってちょーだい」

『いやだーコレは任務なんだー!まだ帰らないー』「と言ってますがカカシさん」

「あー、大丈夫。五代目には許可とってるから明日退院だから、俺」

「じゃあカカシさん、くれぐれも不祥事を起こさないよう注意してくださいね『離せ変態いいいい』…では失礼します」


ーガラガラ ピシャ!


「イタチ、いつから俺をそんな目で…」
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