「説明してもらおうか、なぜサスケの部屋にいた」
本日2回目だが今までの事をイタチに話した
「バカなのかアホなのかナンセンスなのかハッキリしろ」
『後半意味わかんないんですけど』
「知識も足りないとなると大分重症だな」
『あ、もう結構です。十分傷つきましたんで、それ以上お口を開くな変態長』
この兄弟なに?
私を傷つけるのが趣味とか?
いゃあね最近の若い子は
「ミツバの尻に免じて後半は聞こえなかった事にしてやろう」
『私のいいとこお尻だけなんですか』
「…ふっ」
え、何今の笑み キモ
「それよりミツバは一体家に何をしにきたのだ、サスケの修行をしに来たのか?わざわざ飯を食いに来たのか?それとも俺に抱かれにきたのか」
『最後意味分かんない、ついでに最後だけ疑問形じゃないのも意味分かんない』
「ほら」
え、これだけ引っ張といて
無視ですか
スッと隊長の右手が前に出された
何か握っているみたいだが
「早く手をだせ、要らないのか?」
危ない、本来の目的を忘れるところだった
隊長から受け取ったものを
二度見した
二度見じゃたりない、三度見した
いや寧ろ凝視した
ナイ、無いはずがアル?
『何で隊長が…?』
「お前が2年前落として行っから拾っておいた、お前の家の鍵だろ?」
『………』
「言葉にできないくらい嬉しいのか、そして俺に何かお礼がしたいと。ふむ、そうだな先ずはそこにあるベットに寝転んでみ(ぐはっ)」
『何でもっと早く出さないんですかぁぁぁ!』
え、こいつバカなの?
アホなの?変態なの?
もっと早く出せよ!
てかコレ渡すだけだったら
玄関でもよかったんじゃないの?
わざわざ家に上がる必要ないじゃん!
こんなの有るって知ってたら
真っ先に家に帰るわボケェェェ!
そして合鍵代返せェェェ!
「…ふっ、そんなに喜ぶとは思ってなかった。ミツバが喜ぶ顔が見れて俺は嬉しい」
『嬉しいけど喜んでないわっ!隊長、私帰るんでっ』
「ふっ…何をそんなに照れている、ただ俺とベットに横になれば良いだけだろう?」
おかしい
前からおかしかったが
更におかしい
全く噛み合わない会話を無視して
私は部屋を出た
早く家に帰ろう!
レッツゴーマイホーム!
「ミツバ」
うん、何か聞こえるけど
気のせいっ!さぁ目の前にある
扉を開け、我が家への道に
一歩近づこう!!!
ガチャ
『………』
「そっちはトイレだ」
『……わ、わかってましたよっ!ちょっと帰る前に行きたくなっただけだしっ!』
・
・
・
ジャァァー
ガチャ
『コホン!じゃ、隊長私帰るんで』
「ミツバ」
いいえ、私には何も聞こえない
今度こそっ!
ガチャ
「そこは俺の部屋だ」
『‥‥‥‥』
「帰る、帰ると言いながら俺の部屋に戻ってくるとは。実はかまって欲しかったのだろ‥仕方ない、さぁ俺の胸に!」
『‥‥‥‥』
絶望的だ‥‥‥。
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