数えることはやめた
今日も私はリヴァイの部屋でごろごろする。だって、私の部屋なんかより広くて綺麗で綺麗で綺麗なのだ。何よりリヴァイがいる。
『ねーリヴァイ』
「いい加減てめぇは自分の部屋に帰れ」
『やだ。リヴァイの部屋のが落ち着く』
「俺は落ち着かねぇんだよ」
リヴァイはツンだらけのちょっとデレだ。
ほぼ毎日リヴァイの部屋に訪れていて、毎回のように帰れと言われるけど追い出された事はない。
『え……やだ、もしかしてリヴァイ……まだ明るいけどシたくなっちゃった?いいよ』
「なんで顔赤くすんだよこのクソが」
『ねーリヴァイ』
「なんだ」
『リヴァイあのさー』
「だからなんだ。はやく言え」
『急かすね〜そんなリヴァイもすき』
「削ぐぞ」
『リヴァイはいつになったら、リヴァイ・ミョージになってくれるの』
私はリヴァイが好きだ。
多分リヴァイも私のことが好き。身体の関係はある。でも付き合っていない。愛の言葉を交わすこともない。
だけど、私は冗談めかしながらいつもこうやってリヴァイにプロポーズする。
返事はいつもいいえ。
だけど、それはそれで心地よかった。
「一生ならなねぇから安心しろ」
『いいじゃんリヴァイ!リヴァイ名字名乗らないからそんなリヴァイに私の名字名乗ってもらいたいんじゃん!
誰だよ!エルヴィンに連れられてきたとき「リヴァイだ…」ドヤッみたいに自己紹介したやつ!』
「うっせーな忘れろ。てかドヤッてなんだよ。そんなんしてねーぞクソが」
『えー。だからリヴァイ、私と添い遂げよう』
「嫌だつってんだろ」
初めてリヴァイが、調査兵団にやってきた日を、鮮明に覚えている。
雷に討たれたような、感覚が私を駆け抜けた。
リヴァイは最初誰とも仲良くしなかった。だけど気にもせずに私はリヴァイに話をかけた。
それじゃ今じゃこんな関係だ。
『ねーリヴァイ。嫌ならこの手はなーに』
「生理現象」
リヴァイはシャツの上から私の胸を、さわる。
『なら、私と添い遂げてその生理現象を私が一生解消するから!リヴァイ!リヴァイ・ミョージになろう!』
「それはそれ、これはこれだ。」
リヴァイはツンばかりのデレなんです。
『ちくしょー。リヴァイがセックスするとき、乳首責められるの好きって言いふらす』
「やめろクソが」
『だから、リヴァイ・ミョージになってー』
「だからならねぇって」
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