目、で追うだけで幸せだったあなたに名前を知られなくても、あなたの視界に入らなくても、
あなたを目で追うだけで。
今日は2回もすれ違えた。
それだけで私の口角はあがる
リヴァイ兵士長
あなたに憧れ、私はあなたのような兵士になりたいと目標を抱き、いつかあなたの班に入り、この心臓をあなたに捧げたいのです。
それもいつの日に実現するかなんて分からなくて、まずその前に私の心臓は人類に捧げられてしまうかも知れない。
壁外調査は、恐怖であり希望何人の同期がいなくなったんだろうか。むしろ何人いるのか数えた方がはやいと思う。
倒した巨人の数が増えていくにつれ、リヴァイ兵士長、私はあなたに少なからず近づいてるように思えるのです。
誰もいなくなった食堂で私は、たまにこの席に座って物思いにふけるこの席は、稀に食堂にきた時にリヴァイ兵士長が座る場所で、そこに兵士長のぬくもりなど存在しないけど、それでもあなたのぬくもりを探してしまう。
あなたは何を考え何を思うのですか。
あなたにどうやったら近づけるのでしょう
「お前が……ナマエ・ミョージか……」
突然背後から声がする
心臓がはやく動き出す
この、
お声は、
もしかして
「お前、俺の班に入る気はねぇか」
私の心臓をあなたに捧げます
あなたに、捧げたいのです。
調査兵団の一兵士としては失格なのは理解を得ております。
でも、私は、あなたに捧げたいのです
心臓を捧げる
「チッ、その目から出してる物を拭け」
end.