２ｎｄワールド


生まれ変わったと思ったら、実は違う世界に産まれる予定だったと言われた。
私の好きなファンタジー小説にも確かにそんな話があったけど、魂には管理人と助手がいるなんてのはなかった。
でも一つ似ているのは、元の世界に渡った主人公は命の危機に遭わされると言うこと。


２ｎｄワールド〜二次元〜


今思えば、あれは所謂神様と死に神だったんじゃないか？
魂回収なんて、正しくそれだし。肉体事別世界に飛ばすなんて神業じゃん。

そういえば、愚痴聞いてくれるって事は、死ねばまた会うのかあの二人に。
じゃあ先ずこれは言おう。

（飛ばすなら、もっと安全な場所に飛ばしてよ神様ー！！）
「おぎゃあぁああ」

ただ今、上空およそ１キロより落下中。しかもなんだか知らないけど、下にはばかでっかい動物。ありゃ九尾に見える…が鎖みたいなのに絡まれはいつくばってる。

本来まだ開かない目が開いてるのは命の危機だからに他ならない。

ボフン

降り立ったその場所はその、頭頂部。毛は意外と柔らかくて、落下した衝撃がなくなり即死は免れた。だけれど瞬間物凄い殺気があ溢れだし、私はさらに恐怖した。

「わぎゃあぁっ」

『何！？なんでわしの頭にもガキがいやがる！』

気付かれた！

九尾が抑えられているおかげでなんとか食べられずにいるけど、いつ転がり落ちるか…

ずるっ

あっ、死んだ。

予想通り、暴れる九尾によって振り落とされた私は、宙へ飛ばされた。

「」


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