転生前設定
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天涯孤独な主人公、は施設で育った。社会人になって恩返し、と思い、仕事をしつつ施設で小さい子供達の世話を妬く日々を送っていた。

そんなあくる日、殺人犯が施設に立て篭もり事件を起こした。子供を庇おうとして前に出たが、男の犯人に敵うはずもなく直ぐに拘束されてしまう。次々に目の前で殺されて行く子供達にただ静止の叫びをあげるしか出来なかった。

全ての人を殺し終えた犯人が自分に覆い被さって来たのを見て、次は自分の番だと思ったが
「久しぶりの上玉だ。ゆっくり楽しませて貰うぜ」
一瞬何の事だか解らなかったが、皆を殺したそのナイフで服を切り裂かれて漸く気付く主人公。
恐怖とショックに強く抵抗出来ずに何度となく犯されてしまう。経験のない主人公はただ苦しみと痛みに泣き叫んだ。

「警察だ!」
漸く聞こえた警官の声に、助けが来た事が分かると、犯人は主人公を人質に逃げようとした。
こんな人間を、逃がしちゃいけない!自分の為に捕まえる事が出来ないなら、自分は構わないから死ぬ気で捕まえる。
最期の抵抗に、犯人に思い切り体重を掛けた。唯一自由な足で思い切り床を蹴る。
抵抗に驚く犯人だが、直ぐに主人公をナイフで突き刺す。
逃げちゃ、イケない。
散々貫かれた身体は痛みが麻痺していた。何度も切り付けられるも消して押し倒した犯人からどきはしなかった。犯人は捕まったが、主人公は、その瞬間、死んでしまう。

「私にもっと、力があったら…」「もし、来世があるのなら今度こそ、大切な人は護ってみせる」

そんな想いを抱いて、主人公は生まれ変わる。



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