04

結論から言おう俺が勝った。
元より負ける気などしなかったが勝った。

詳細としてはまずはじめに体格の差もあってか俺の剣は向かってきた相手により弾き飛ばされた。
武器をなくしては戦うことなどままならない、と思考が追いついた訳ではないが焦った俺は相手を殴った。
がら空きの相手の顔を容赦なく思い切りぶん殴った。
油断していたのか間が悪かったのか殴られた相手はずどーんごろごろごろごろめちゃっという次第である。
整えられた中庭の木々に顔を突っ込んだ状態で横たわっている。

別にこんな状況にしてやろうと企んでいた訳ではないのであ、大丈夫ですか黄文さん、とでも声をかけそうになったが堪える。
さっと体勢を整え腕を組むと胸を張ってみせ、口元に笑みを浮かべると横たわっている相手を見やる。
わぁわぁと騒がしくなったのは先程までこちらの決闘を見守っていた顔見知りの連中だった。


さくせいちゅう

「情けないな。これでは主人の度合いも高が知れる」
「…」
「恥ずかしいとは思わないのか。年下にやられて」
「…」
「それに…あの、だから…ねぇ、大丈夫?」

姫さんくるよー
こうぶん!大丈夫?一体何があったの!?
武器も何も持ってない丸腰の僕相手に二刀流であいつがむかってきたんですぅしくしく
え、ちが…むしろ丸腰になったのこっち…
そして僕にこんな辱めをしくしく
なんてことを!貴方がそんな人だったなんて!恥ずかしくないの!家名に泥を塗るような真似は止めなさい!
俺なんでこんな信用ないんですか!十数年貴方に仕えてきた時間はなんだったんだよぅおろろーん

みんな大人気ない
後日きちんとみんなで仲直りしました

従者設定
あんまり関係ない
割と若め18−20くらい
頭あんまりよくない
割と強い
のんき
騒がしい

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