film review

● ゴジラ 2000
淡々とゴジラ。

北海道根室を発端に姿を現したゴジラ。ゴジラを抹殺するため、政府機関危機管理情報局が動き出すが、同時に肉体を失った地球外生命体ミレニアンが太古の昔沈没した海底から復活。ゴジラの驚異的な細胞組成力を取り込もうと動き始める…。

淡々とゴジラ(2回目)。

キャストとかどうでもいい。割と制作陣もそんな感じで作ったのかしらと思わせるストーリーのあらすじ。人間のキャラクターが必要ない…ごめん、必要最小限でいいのかなと。ゴジラのキャスト目当てに見る人って、そんなにいないだろうしな(特撮とかゴジラの壮観さ目当てということね)、という勝手な印象もありまして、好きなキャスト目当てに見ることがある鶴井ですがハマらなかったな〜ッてことも無かったです。

制作されたのが1999年と言うことでCGの技術もそこそこに、期待はしていませんでした。なので芝居とゴジラのフォルム、そしてストーリーを楽しむつもりでした。なにも考えずに見たら、おもしろいかなと思う。ってのは、単純に兵器とか機材がチート過ぎるし、日本村だけの技術力、いったいどこで身につけたんだ!?と思ってしまったのだよ。

ストーリーは人間と宇宙人とゴジラの三つ巴。人間の従来の脅威ゴジラ。加えて高度な科学文明を持つ新たな地球外生命体。ゴジラにとっては人間や人工物は怒りの対象であり、破壊の動機。ミレニアンはなんかわからんけど俺のこと攻撃してくるから攻撃する…。(笑)ミレニアンは地球を略奪し、その上ゴジラの肉体から自分たちの体を作り出そうとする。なかよくしなさ〜い。(武田鉄矢)

芝居はね、演技くさかったな。チープだった。博士?お父さん役の俳優さんは、科学者っぽい、ちょっと台詞じみた発言の仕方だから、逆に本物っぽいんだけど。助手と娘ちゃんはもう日本映画のチープさ丸出しでさめちゃったよ(笑)うそ 助手役の西田尚美さんは今も昔も顔立ちが変わらなくて裏山。

しかしながらこのゴジラには人間がいらなかったな〜。鶴井がもっとも親近感を感じる特撮ってーとウルトラマンなんだけど。ウルトラマンなんて、人間とのパワーバランスみたいなのがあるから、出てこなくちゃおかしいじゃない?このゴジラはね、人間がゴジラの気持ちを的確に当ててくるというところしか、必要性がないのな…。お父さん、マジでゴジラの気持ち汲み取るのうまいから、あのお父さん役だけで良かったよ。

ウルトラマンシリーズをリアルタイムで鑑賞していた世代は素直にゴジラの姿に興奮するし、おもしろいと感じるのではないかと思うよ。子供心に戻る感覚かな。あんまり縁が無い人にはお勧めしない。そんな映画ですん。
2017/02/27 21:52

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