第四回 本編

サ「ふーん? 君でも関心なんてするんだ」

ビ「趣味がナンパって男に言われたくないわよぉ」

サ「そういう君だって良い男探しが趣味だろう?」

ユ「……どっちもどっちだな」

サ「あはは! ユファに掛かれば何でも“切り捨て御免”ってやつだね」

ビ「ビルダちゃんは、こんな奴とは一緒にされたくないわぁ」

サ「俺だって。大体、俺のナンパはレディーを幸せにするための行為だからね」

ビ「あらっ、何よその大義名分!! せっこ〜い!」

ユ「……女性側からしたら迷惑だとかは思わないのか?」

サ「はは。俺、そこら辺は見極めて声をかけているからね」

ビ「生粋のナンパ男ね……」

サ「まぁ、そんなワケだから君とは一緒にしてほしくないな」

ビ「そうね。そんなうそ臭い大義名分に比べたら、ビルダちゃんよっぽど現実的で、周りからの好感を得られるわ」

ユ「……と、いうと?」

ビ「だってビルダちゃん、良い男探すのは目の保養だもの」

ユ「……下らん。聞いた私がバカだった」

サ「確かに現実的だね。ま、そういう理由俺は嫌いじゃないかな」

ビ「あんたに好かれても嬉しくないわぁ」

ユ「……はぁ」



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