第三回 本編

ビ「ちょっとビルダちゃん聞いてないわよぉ!」

ア「知らん」

エ「私たちも、呼ばれたから来ただけなのよ?」

ビ「なんで呼ばれたからって来てんのよ!? 普通、流れ的にここはバイソンちゃんでしょうが!!」

ア「貴様、私に文句があると……?」

ビ「あるに決まってるでしょ!!」

エ「アイミア! 今アン様を侮辱したわね――!!」

ビ「あぁもうあんためんどくさいのよっ!」

エ「アン様、今すぐこのエリーザ、アイミアを始末しますわ。少々目を塞いでいてくださいませ」

ア「よい、エリーザ。……それより、ビルダ。なら私達にどうしろと?」

ビ「今すぐバイソンちゃん呼んできて!」

ア「そうか。……エリーザ、帰るぞ」

ビ「えぇぇえ!? ちょ、バイソンちゃんは!!?」

ア「そんな面倒くさいこと私がするか。この阿呆が」

ビ「ちょ、アールフィルトひどくない!?」

エ「アイミア。……いい加減にしないと、殺すわよ?」

ビ「あぁもう分かったわよ! はい、今日のゲストはアールフィルトとエリーザよ!」

ア「……うむ」

エ「あら、ゲストだって認めたのね」

ビ「選択肢潰したのはあんたでしょーがー!!」

エ「まぁいいわ。それじゃ、早速自己紹介でもしましょうか。……アン様、今エリーザが紅茶を準備しますので、少々お待ちを」

ア「エリーザの淹れた紅茶は実に良い」

ビ「ビルダちゃんも紅茶ほしーい」

エ「しょうがないわねぇ。……はい、アン様どうぞ」

ア「(一口飲んでから)……さて。自己紹介と言ったな」

ビ「そうよぉ。(ったく、バイソンちゃんだと思ってただけに気分がノラないわぁ)」

エ「アイミア、いい加減その汚らわしい下心を消さないと……殺すわよ?」

ビ「わ、分かったわよぉ! それじゃ、アールフィルトよろしくぅ」

ア「うむ、行くぞエリーザ」

エ「はい、どこまでもついていきますわ!」

ビ「……(なにこの二人やりづらっ!)」




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