本編

ビルダ(以下ビ)「……で? なんでビルダちゃんより先にあんた達いるわけぇー?」

ラミーナ(以下ラ)「んもう、なんだっていいじゃない。大体あんた司会なのにゲスト待たせるってどういう神経してんのよ」

ビ「ちょっと何この女ふてぶてしい!!

ウエーバー(以下ウ)「お、お二方落ち着いて……」

ラ「ウエーバーは黙ってなさい」

ウ「え、ラミーナさん……」

ビ「今確信したわ。あんた、女の尻に敷かれるタイプよ!」

ウ「あなたにそんな事言われたくありません(きっぱり)」

ビ「くぅ、なんか悔しい!! ビルダちゃんなんか悔しいわ!!」

ラ「ていうか、お茶出しなさいよ、お茶」

ウ「そうですね、一応僕達ゲストですし」

ビ「茶ぐらい自分でいれなさいよぉ!! ていうかなんであんたまでふてぶてしくなってんの!!?」

ラ「それよりも、早くコーナー進めなさいよ、司会」

ウ「そうですよ、司会なんですから」

ビ「ぜ、前回の二人よりも面倒なのがきたわね……」

ラ「あら、だって前回ってシエラとクラウドでしょ?」

ウ「……はは」

ビ「んもう! 分かったわよ、さっさとやればいいんでしょう?」

ラ「分かってるじゃない」

ビ「はい、じゃぁさっさと自己紹介しなさいよ!」

ウ「……適当ですね」

ラ「ま、いいわ。あたしはラミーナ=ドロウッド。ピッチピチの十九歳よ。ガイバー王国出身の、今は魔女部隊で国家構成員として働いてるわ。趣味・特技は情報収集。性格はよくさっぱりしてるとか姉御とか言われるけど、どうかしらねー?」

ビ「聞かれても知らないわよぉ。つーか、ビルダちゃん女には興味ないから」

ラ「あたしもあんたには興味ないから、安心なさい。ほら、ウエーバー」

ウ「僕はウエーバー=ジャシュウオと申します。年齢は十四で、ディアナ王国出身です。今は国家構成員の粛清部隊隊長というものをやっています。趣味・特技は……そうですね、割と家事全般が得意です。あと自分で言うのも変ですが、魔法も。性格は……うーん、普通だと思いますけど。周りからは時々笑顔が怖いって言われます。笑顔って大事だと思うんですけど……」

ラ「あら、あんた一つ言い忘れてるわよ」

ウ「なんですか?」

ラ「僕は男の娘です、って」

ウ「……」

ラ「ほら」

ウ「……ラミーナさん」

ラ「なに?」

ウ「それ真面目に言ってます?」

ラ「大真面目だけど?」





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