義父との対面 in第四次忍界大戦


※会話文のみ スレサスナル


「あんたが四代目火影だな」 

「そうだけど…君は…」

「俺はうちはサスケだ」

「サスケ? じゃあ君はミコトの…」

「ああ、そうだ」

「そっか。君が…」

「ナルトから聞いた。あんた、あいつの父親なんだろ?」

「(ナル君から?)うん。そうだけど…」

「あんたに会ったらどうしても言おうと思ってたことがあったんだ」

「サスケくん?(嫌な予感がするわ…)」

「サスケ?(何を言うつもりなんだろう?)」

「お義父さん…ナルトを俺に下さい」

「「「――――は?」」」

「……サスケくん、うちの子を下さいってどういうことかなぁ?」

「ナルトと俺は結婚を前提に付き合っています」

「え? ちょっとサスケ? そんなの聞いてないよ、俺」

「あ? なんで水月…てめぇに言わなきゃいけねぇんだ」

「いや、だってサスケ、そんな素振りなかったじゃない。ナルトとも敵対してたし…」

「ああ。あれは俺らの関係をマダラに悟られないためだ」

「ええっ!?」

「諦めなさい水月。本当のことよ」

「は? なに、大蛇丸様、知ってたの?」

「ええ。サスケくん、よくナルトくんとデートしてたもの。初めは二人を引き離そうとしたんだけどねぇ…駄目だったから諦めたのよ」

「当たり前だ。俺とナルトは誰にも切り離すことの出来ない運命の赤い糸で結ばれてんだからな」

「ええーっ!? だ、だれ…コレ?(…………バカ?)」

「はあ…これがサスケくんよ」

「あは、は…(サスケがこんなやつだったなんて…)」

「……流石、あのうちはの者ぞ」

「兄者……呑気に関心してる場合じゃ…」

「…………め、ない」

「ん? ミナト、お主どうしたのじゃ?」

「僕は認めないっ! ナル君はぜーったいにお嫁になんか出さないんだからっ!」

「は?」

「あら?」

「む?」

「……はあ」

「ミナトよ…(そういえばこやつ親バカじゃった)」

「なんでだ? お義父さん」

「君にお義父さんなんて言われる筋合いはないっ! うわーん! 僕の可愛いナル君がー!」

「ねぇ大蛇丸様…あの人、本当に歴代最強って言われた四代目火影なの?」

「……私もあんなのだとは知らなかったわ……あんなのに負けたのね……はあ」

「うぅ…こうなったらナル君に確かめなくちゃ。こうしちゃいられない。ナルくーん! パパが今行くからねー!」

「あ、おい待てっ!」

「行っちゃった…」

「私たちも行くわよ」

「ええーサスケたちが向かったの戦場だよー?」

「あの二人、何するか分からないもの。戦場を引っ掻き回したらナルトくんになんて言われるか…」

「え?」

「さあ、行きましょう」

「ぎゃあー襟引っ張んないでよ大蛇丸様ーギャー」

「……ごほん。初代様、二代目様。儂たちも行きましょうぞ」

「あっははー。未来の木の葉の者は愉快なものばかりぞ。なあ扉間」

「……はあ。木の葉の将来が心配だ」






「ナルト? どうかしたの?」

「ああ、もうすぐ援軍がくる」

「援軍?」

「ああ。強力な援軍たちがな」

「まさかそれって…」

「そのまさかだ」

「そっか。あんなのでも実力は確かだもんね」

「あは、は…サクラちゃん…」

「たっく、来るのが遅いのよ」








「ナッルくーん!」

「父さん、早かったね」

「パパが来たからもう大丈夫だからねー!」

「ああ、ありがとう父さん」

「え? ナルトのお父さんって四代目だったの?」

「君はナル君の友達かな?」

「あ、はい」

「同じ班員の仲間のサクラちゃんだってば」

「そう。ナル君がお世話になってるね」

「あ、いえ、」

「そうだっ! ナル君! サスケくんっていう子と付き合ってるって本当!?」

「ん? サスケから聞いたのか?」

「ま、まさか本当じゃないよね!?」

「いや、本当だってばよ?」

「うわーん。僕が死神の腹の中にいる間に何処の馬の骨かも分からない男に僕のナル君が奪われたー。クシナー! うう…ちくしょー。こうなったら八つ当たりの術!」

「あ、あんたのお父さんって個性的な人ね。あはは…(四代目火影様のイメージが一瞬で崩れたわ…)」

「父さん、面白いでしょ?」

「え、ええ…そうね(あれを面白いの一言で片付けるなんて流石ナルト。伊達にあのサスケくんを相手にしてるだけあるわね)」





「待たせたなハニー!」

「「「は?」」」

「待ってたぞダーリン♪」

「……(何処にいてもぶれないわねサスケくん)」

「ちょっとなんでサスケくんが?」

「待てイノ。こいつは抜け忍だ。むやみに近付くな。今更どういうつもりだサスケ」

「俺はナルトとのことをナルトの父親に認めてもらうために来た」

「「「は?」」」

「俺はナルトと結婚する!」

「「「はあああ?」」」

「サスケ〜その前に説明ー」

「そうだなハニー」

「あらもういいの?」

「ああ大丈夫だってば。もうマダラに知られても問題ないからな」

「ちょっとサクラ達何の話してるのよ」

「おいナルト、どういうことだ?」

「「「ナルト?」」」

「ナルトくん」

「あーこれはずっと重要機密事項だったんだけど、サスケは抜け忍じゃなかったんだってば」

「「「は?」」」

「ばぁちゃんの命令で暁の情報を集めてたんだってばよ。知られると困るから七班だけの秘密だったんだ」

「って言ってもカカシ先生と私が知ったのはこの戦争が始まる少し前だったんだけどねーナルト?」

「あーごめんってばギリギリまでマダラに知られたらやばかったし、俺と違ってサクラちゃんたちは演技仕切れるとは思えなかったから…」

「はぁ…わかってるわ。私も知ってたらボロだしてただろうしね」

「ってことは本当なのか?」

「ああ、悪かったな」

「皆には本当、悪かったってば」

「だからあの時俺に任せろって言ったきり理由を教えてくれなかったのか…」

「流石シカマルだってばね」

「はあ…まあ敵じゃなくて良かったぜ」

「それは分かったけど…ナルトと結婚って…」

「いの、二人はね、下忍の時からずっと付き合ってるのよ」

「「「は?」」」

「サクラ、あんた知ってたの?」

「ええ、もう毎日いちゃいちゃしてたもの。嫌でもね。あははー」

「ガーン」

「ああ駄目よ。引き離そうとしても。サスケくんのナルトへの執着はあたしでもドン引きするぐらいだから」

「おいサクラ、聞き捨てならねえ。何処が執着だ! これは列記としたナルトへの愛だ、愛!」

「何処がよ、何処が! ナルトもなんとか言いなさいっ」

「んー? サスケは優しいってばよ?」

「ほれ見ろ。ナルトだってわかってる。流石は俺のハニーだ」

「ああ。ナルトはサスケくんに侵されて可哀相に」

「なんだとサクラ」

「なによ」

「……ねえ、サクラ。あんたサスケくんのこと好きじゃなかったけ?」

「「「…………」」」







「うわーん。ナル君ー」

「ミナトよ…」

「荒れておるの〜」

「……兄者(もう早く帰りたい)」


prev back next

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -