AZURE
世界観
地上には魔物が溢れ、人類が空へと追いやられた世界。【シマ】と呼ばれる超大型飛行船が、人々の居住区です。【シマ】はそれぞれが独立した政治体型を持ち、独自に都市を築いています。
【シマ】の維持･整備には、鋼材や、残り僅かとなった魔法を宿す魔法石が必要不可欠です。これらは地上にしか存在せず、人々は危険を侵して採掘に出向きます。これを生業とする者たちは【発掘屋】と呼ばれます。
この【発掘屋】、及び、鋼材鉱石の奪い合いが、戦いを引き起こすことも、少なくはありません。かつては様々な【シマ】が賊と盟約を取り交わし、強奪を繰り返す、【大空賊時代】という時代も存在しました。
これらの歴史を顧み、【シマ】全体を取り締まる、【全空連合】が発足されました。
連合加入国は、数ある【シマ】のおよそ半分と、連合は日に日に拡大し、平和な時代が訪れようとしています。
【シマ】について
【シマ】は超巨大大型飛行船です。といっても大きさは様々で、大きな山がすっぽりおさまってしまうほどの特大級もあれば、小屋が二十軒とおさまらないような小さなものもあります。しかしいずれも、【シマ】の中に家が建ち、人が住み、生活圏が形成されているという点では共通しています。
【シマ】はひとつの国家なのです。
魔法について
この世界には魔法が存在します。しかし魔法の源、魔法石と呼ばれる鉱石は、長年の消費文明により、残り僅かとなってしまいました。人々は残された資源で、魔法需要を満たさなくてはなりません。
魔法は、【シマ】という巨大飛行船を空中に浮かせる奇跡のような所業に一役買っています。
人類は新たなエネルギー源を発見しつつあるのですが、それでもやはり【シマ】の根幹を担うものとしては、現在では魔法石に変わるものは見付かっていません。
移動手段について
【シマ】内での移動手段は汽車や自動車がありますが、【シマ】間での移動手段はもっぱら航空機です。もちろん鋼材･鉱石採掘のために地上に降りるのにも、航空機は欠かせない交通手段です。なので、パイロットは重宝されます。発掘屋について
発掘屋は地上に関する高い知識、採掘技術、対突然変異種の魔物との交戦能力、そして類稀なる幸運が必要とされます。ゆえに、なりたい人もなれる人も多くありません。しかしその稀少さに反して、【シマ】を整備するためにも動かすためにも鋼材・鉱石は必要なものですから、需要は必然です。発掘屋は、全【シマ】が喉から手が出るほど欲しい存在です。
地上でも空中でも、危険に曝されることが多々ある発掘屋は、ゆえに、大多数がどこかの【シマ】に所属し、保護を受けています。