始まりのウタ
今日もいつもと変わらない日常。
・・・の、はずだった。
ユーリは窓縁に座っていて、ラピードは自分の毛布に丸まっている。(ちなみに私はベッドに座っております。)
まあ確かによく見る光景だ。ユーリはそこで下町の様子とか見てるし。
しかし、外・・・広場のほうから伝わってくるエアルの乱れ。
(始まるんだ・・・・。)
ここから本編が・・・、ユーリの旅が始まる。
辛く、厳しい旅が。
そして、ユーリだけではなく、私にとっても辛い旅になるかもしれない。
これは『予想』なんかじゃない。『本能』がそう告げている。
それでも私は・・・・。
ドォォォォォォォン!!
「!なんだ?」
それでも私は・・・・。
『ユーリのために生きる』と、初めてユーリと出会った時に決めたから。
どんなに辛い旅でも、アナタのために生きていくんだ。
さあ、始まった・・・。
長く、世界の命運を握った旅が。
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