海誓山盟
佐吉side
俺がこちらの世界にきてから何日も経った。まだまだ不慣れなことはあるが、毎日シャナと接することで今まで感じたことのない気持ちが芽生えていた。
だがこの想いを伝えてしまったら恐らくシャナに迷惑を掛けてしまう。
それだけは絶対にしたくない。
この想いは告げず俺の心に秘めておこうと決めた日から、俺はシャナの目をまともに見ることが出来ず、段々と避けてしまっていた。
だがそんなことが長く続くはずもなく、シャナと話し合うこととなった。
シャナの為と距離を置いていたがかえって悲しませていたらしく、悲しげに眉を寄せている。
その姿さえ愛おしいと感じでしまう俺は本当に重症だろう。
たとえこの先何があろうとも、俺はシャナを愛している。
必ず正室として娶る。側室などいらない。俺は、シャナだけを愛し続ける。
こんな決意をしたのは、もう時期もとの世界に戻ってしまう気がしたから。
たとえ戻ってしまっても、俺はシャナ以外など眼中に無い。
だから何年かかろうともどんなに周りに言われようとも、俺は…
『佐吉ーご飯よ?』
「あぁ、いまいく」
絶対に叶えてみせる。
(おいしい…シャナは本当にりょうりがじょうずなのだな)
(ふふっ嬉しいわ)
(おれのもとにとついでも、つくってくれるか?)
(!…勿論よ!)
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