籠目籠目そのあと
捏造捨て駒注意
短いです
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「さて、我らも戻るとするか。」
どこか疲れた顔をして引き上げて行った長宗我部軍を見遣ってから元就は自軍に指示を出す。
引き上げ準備を始めた兵たちの中から、元就は先程"後ろの正面"になった部下を見つけ出し一言声をかけた。
「――――」
途端に部下の顔が輝く。
それを見た元就は一度頷いてまた指示を飛ばしに歩いて行った。








「ご苦労であった、福原。」
それが後ろの正面であった部下…福原貞俊に掛けられた元就の一言だった。
福原の頬が緩む。
先程はあんなことをいった主だが、実はきちんと部下の名前を把握している。ただ中々呼ばないだけであって。
時々こうして声を掛けてもらった時。
この人に仕えていて良かった、と思うのだった。










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うん…うん…

ギャグって、なんだっけ…








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