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今日はバイト1



六月一日。名字名前です。
梅雨の幕開けです。湿気うんざりだコノヤロー。ということで、私は今高校三年生で、少し遠くの焼肉屋でバイトをしているんですが、ここ暫くの土日はバイト三昧です。辛いです。でも時給が上がったので全然苦じゃないです、どっちやねん。

今日は土曜日だけど、今日もバイト。私のバイトは五時から九時までだけど、時々九時を過ぎることがある。まぁ給料が増えるからノータッチだけど。





今日もいつも通りバイトをした。私の同じクラスの親友の佑香と一緒にバイトをしていて、私達はかれこれ二年ほどの仲になる。一緒にバイトする程仲が良いのである。店長の真由美さんも綺麗だし、先輩の朝倉さんと中田さんも優しいし、とても良い職場だ。アットホームな雰囲気です、アルバイト募集中です!!←

九時半に終わり、母にSNSのメッセージでお迎えの連絡をした。何時もならすぐ既読がついて「行きます」などと言った短文が来るのだが、十分過ぎても何の反応も無しだった。確かこの前、同じことがあったな。前はメッセージに全く気が付いてなくて、十五分程無視をされた。辛かったわ、アレは。恐らくその時みたいに忘れている場合があるから、一緒に迎えを待っていてくれた佑香を先に帰らせた。外でひとり寂しく、迎えを待つことにした。





あれ、おかしいな。三十分過ぎてる。気付かなさ過ぎじゃない?流石にそろそろ連絡来るかなって思わない?え、マジで?

十時になった。迎えどころか既読もつきません。一緒に家に居るはずの姉にメッセージを送っても、こちらも音信不通。でも、ずっと外に居るのは辛い。仕方なく暗闇の中少しだけ歩くことにした。

バイト先からうちの家までは車で十五分かかる。歩けば一時間半くらい。だけど、まぁ家に少しでも近付けば良いかなというノリでバイト先近くの工場まで歩いて来た。
迎えの連絡をしてから一時間経った。十時半。流石におかしいな。と冷や汗がたらりと流れた。




全く変わらない私と母とのSNSのメッセージのページ。この時の私は絶対寝てるなどと言った下らないことしか考えていなかった。私が通っている高校まで歩いて来た。この高校から、私は以前家まで歩いて帰ったことがあった。その時かかった時間はなんと約一時間。思わず溜息が漏れた。





皆さん。時刻は十一時半。家まであと少し。半分泣いてます。そして此処であることに気付いた。家の鍵が無ければ入れないと。まあでもピンポンしまくれば良いか。私は軽く吹っ切れた。私が家族(姉&母)にかけた電話、約三十件。心が折れそう。何もかけ直しの電話など来ないし。佑香に今の現状を教えたら、すごく心配してくれた。心が少し復活しました。



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