×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -

猥褻物と綺麗な変態とジョージ/大阪メンバー




『えーと右に見えまんねんのが、天然記念物のド変態、歩く猥褻物の桑原くんでーす』
「おま、殺すぞ」
『お次、左に見えまんねんのが、こっちも変態な優しいイケメンの今川くんでーす』
「ちーっす」
『ちうことで、ジョージくん!どっち彼氏にする!?』
「えー……」


目の前の女、名字は、左右に桑原と今川を置いて尋ねてきた。どっちを彼氏?え?俺、男やけど……。


「どういうことや?」
『どういうこともクソもあらんわ。どっちが彼氏がええゆうてんのや!キャッヾ(*´∀`*)ノ』
「うざいわボケ」
「さっさと決めてくれや島木の旦那」
「俺って言うて!」
「はァ?ホンマに意味分からん」
『つまりや黒吉くん』
「誰が黒吉くんや!!」
『うちなァ、この2人に告られたんやて。でもホンマにマジで大マジでどっちも嫌なん。だって変態やん。変態の極みやん。断ったら、どっちか選べゆうてなァ。うちには選べんのやて。やから、ジョージ選んで!」
「何で俺やねん。他おらへんのか」
『ノブやんに頼んだら、そないな暇やないわ!他頼れアホ!……てゆわれた』
「……あの坊主いきなり冷たくなりよったな」
『まァなぁ。てゆーことで、ジョージ頼む!』
「……ほんま悩むわ」


だってこの2人やで!?桑原と今川!?W変態やん!!桑原はこいつ彼氏にしたらキツいで!山咲にも超ド級変態と名付けられとるぐらいや!危険すぎる!かと言うても、今川もヤバい…。自然な変態って意味分からんけど、名字はこいつのヤバさに気づいとらん…!こいつ只の変態やない!彼女何人も同時に作っとる変態や!どっち選べ言うんやァアア!


『どしたんジョージ。そないな悩んで』
「そうやて。俺選んでくれればええねんで!」
「はァ?俺やて!」
「どっちも変態やで選べん。っちゅーか、お前等はなんで名字が好きなんや?」
「「ルックス」」
『ブチ殺したろかてめェ等』
「だってヤバいやんコイツの体!美乳!俺巨乳派やったのに美乳派に変わりかけるわ……」
「勝手に変わっとれ」
「何言うてんねん桑原!確かに胸も半端ないけど、顔の可愛さの方がヤバいやろ!レイカ異常やてこれは!可愛すぎやし……堪らんわァ」
『どうしよジョージ。こいつら変態や』
「知っとる。……容姿のことは分かったけどな、性格はどうなんや?」


俺は呆れ加減で聞いた。通りでそうやと思った。確かに名字はルックス良え。この変態たちの狙いに定められるやろうとも思っとったわ。


「あァ、俺名前の性格も好きやで!ツンデレで堪らへんなァ」
「あァ分かる!いつもツンツンしてんのに、攻められるとデレる……ツンデレ界の最強や!」
『黙れ』
「……いや、そーいうことやなくてな…」
「デレた時の顔がヤバいよなァ。可愛すぎる」
「いや俺は、攻めた時の名前の強がるトコが好きやなぁ」
『いつうちがアンタとヤったんやねん!殺すぞ!』
「いやいや名前。そこは"犯すぞ!"やでww」
『今川死ね』
「ほら今川〜お前下ネタ直球過ぎんねん。もっとデリケートに、な?」
『デリケートとか言うてる以前におかしいやろ。まず下ネタ言うな』
「………名前」
『ん?どしたんジョージ』
「………キョウにしたらどうや?」
『あ、うちも思った!キョウイケメンやし優しいもんなあ!』
「「ああ!?」」
「アイツ薬チュウやで!?」
『何か変態に比べたらどうってことない気がしてきた』
「同感や」
「んなッ……」
「あ、あないな餓鬼に負けるなんて……!」
「お〜い名前〜。俺の注射知らんか?」
『知ってる〜!あ、てか、ねえねえキョウ!ジョージと一緒にお茶でもせぇへん!?』
「は?」
「あぁ、俺が奢るで」
「マジ!?行く行く!そッちのおッさん達は?」
『行くわけないやろ。っちゅーか眼中にないわ』
「あぁ、そうやな」
『じゃ、猥褻物と綺麗な変態バイバイ!』
「次、ボス狙うんは俺とノブやんやでな変態共」
「変態なおッさん達またなァー!」




「「…………」」



桑原と今川は顔を見合し、



「「また今度、犯すか」」






数日後、ジョージの携帯に泣いている名前から電話がかかってきたとさ。