計画の始まり 暗く、さまざまな機材が並ぶ部屋に一人の男がいた。 白衣を纏っているその男はピンク色の液体が入った瓶をサングラス越しに見つめ、ニィ…と口元に怪しい笑みを浮かべる。 「完成した…。ついに完成したぞS.I.Q改!」 瓶を机に置き、そこに並んだ大量の薬に男は高らかに笑い続け、その喜びを噛みしめた。 高ぶった気持ちが静まり、机の隅に置かれてあった一枚の写真に目を向ける。 写真にはたくさんの男達に囲まれた一人の大男と一匹の犬が写っている。 「これで白ひげ海賊団を潰してやるから、天国で見ててくれ!お前らの仇は俺が討つ!」 そして物語りはここから始まった。 ( ← | → ) ▽ topへ |