25万打部屋 | ナノ

とあるゲーム

!色んな夫婦が出てます!





夫婦でケンカをしてもらいました。

マルコさんちの場合。


「マルコさん嫌い」
「俺も名前が嫌い」
「大嫌いッ!」
「俺も大嫌い」
「っ…やだ!」
「何がだよい」
「マルコさんは嫌っちゃダメ!」
「いや、これゲームだから」
「それでもヤダ!マルコさんの口からそんなこと聞きたくない!」
「(名前はいいのかよい)」
「マルコさんを嫌いになれるわけないのにー…!うわーん、マルコさん大好きだー!」
「俺もだよい」
「え?え、も、もう一回…!もう一回言って下さい!」
「名前嫌い」
「違いますよー!それやだー!」


結果。
何度か繰り返し、嫁を虐めその反応を見て楽しむいい歳したおっさんができた。





エースさんちの場合。


「エースなんて大嫌い!」
「俺も名前が大嫌い!」
「どこが嫌いって強引なところとか、場所を構わずキスしてくるところとか…」
「名前の笑顔とか大嫌ェだし、抱きしめたときの柔らかい感触とか気持ち悪ィ…」
「とにかくエースは嫌い!大大大嫌い!」
「俺も名前が大大大大嫌い!」

「……なんか「大好き」って聞こえるんだけど」
「サッチ、言うだけ無駄だよい」
「エースってどんなゲームでもポジティブに楽しむよな!」


結果。
大嫌いを大好きに脳内変換してバカップルオーラを作り出す。





サボさんちの場合。


「サボくん、あのね、私サボくんのこと大嫌いなの…」
「そう。でも俺は名前のこと大好きだよ」
「えっ…?あ、あの…これ「大嫌い」って言い合うゲームじゃないの?」
「うん、みたいだな」
「じゃあサボくんも」
「名前、好きだよ。愛してる」
「サッ、サボくん…!」
「名前がいないと生きていけねェ。これからもずっと一緒にいような?」
「……は、はい…」

「おーいサボー。ちゃんとルールは守れよな」

「やだよ」

「……いいのか、そんな自分勝手で」


結果。
サボにルールなんて関係なし。とことんお嫁さんを愛してます。





サッチさんちの場合。


「何だ、簡単なルールじゃん」
「そうだな。普段お前がよく口にしてるしな」
「よーし…。サッチ、大嫌いだ!」
「そっか」
「あれ、何も言わないの?私サッチのこと大嫌いなんだよ?」
「ん?ああ、エースを見習って「大嫌い」を「大好き」に変換してんだ。すっげェ愛の告白だな」
「ッ…!そ、そういうこと言わないでよ…!」
「ほら、言ってくれ。普段聞けねェ言葉だからな!」
「バカッ!なんでそんなこと言うんだよー…!サッチなんて大嫌いだ」
「大好きな。俺も好きだぜ!」
「ちがっ、そう言う意味じゃ…!あ、じゃあ大好きだ!」
「やっべ、すっげェ嬉しい」
「あああああ!違う!そういう意味でも……そういう意味、だけど…!」
「お前のツンデレはよく知ってるけど、ハッキリ言ってもらうとやっぱ嬉しいぜ」
「……サッチのバカ…!」


結果。
以外と普通にラブラブになって面白くないので中断。




イゾウさんちの場合。


「イゾウさん、お慕い申しております」
「うん、俺も」

「っておい!ちゃんと言えよ!」

「申し訳ありません、サッチさん。私には無理です。嘘ですら口が裂けても言えません」
「嘘をつくなって教えてるから無理だよ。勿論俺も名前に対して嘘はつけねェけど」
「イゾウさん好みになろうと必死ですから」
「名前は十分俺好みだよ。これ以上俺好みになってどうすんだ?」
「もっともっと私のことを好きになってもらいたいのです。勿論、私はイゾウさんのこと愛してます」
「ああ、俺もだよ。だけど厄介だね」
「厄介?」
「これ以上の愛を語らうのに、サッチが邪魔ってことだよ」

「ええええええ!?」

「あと他人の惚気を見ても楽しくないから帰ろうか」
「勿論ですとも。早くイゾウさんと二人っきりになりたいです」
「じゃあ帰ろうか。サッチ、あとは任せた」

「いや、お前らで終わりだし…」

「そうなの?じゃあ、これでお終い」


結果。
ほのぼのオーラを出しながらいちゃつく二人を最後に各自解散。






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