女主男主コネタ | ナノ

コネタ部屋
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 たちの悪い仕返し

「あのサッチさん…」
「おう、どうした?」
「にっ、認知して下さい…!」
「は?!」


少女の言葉に、持っていた瓶を落とし、お酒が甲板へと染みていった。
サッチとともにお酒を飲んでいたマルコ、イゾウはすぐに鬼の形相でサッチに詰め寄り、


「おい、こりゃあどういうことだい…?」
「返答しだいでどう殺すか決めてやる」
「生かす選択肢はないんですか!?」


ドスの利いた声で脅した。
もちろん少女には聞こえないよう、小声で。


「ちょ、ちょっと待てよ!俺何もしてねェから!」
「じゃあ何であんなこと言ってんだい!」


マルコが少女を指差せば、少女は…少女も訳が解らないといった様子で三人を見ていた。
その様子がおかしいと感じたイゾウは少女に近づき、名前を読んでニッコリと笑みを浮かべる。


「認知って言葉の意味、解る?」
「……あ、はい…」
「そう…。じゃあどういう意味?」


その言葉に、遠くから「だからイゾウ隊長さんが」という女性の声が聞こえ、三人はそちらへ視線を向ける。


「ナースさん達に教えてもらったの?」
「うっ……バレちゃいましたか…」


どうやら、サッチに恨み(セクハラとかセクハラとかセクハラとか)を持っているナースさん達による、少女を使った仕返しが行われていたのだった。
心臓に悪いとはいえ、少女を使った悪戯や仕返しは勘弁してもらいたい。
サッチの胸倉を掴んだままマルコは溜息をつき、手を離した。
イゾウがナースの元へと行き、何か説教をしているような光景を見たあと、少女はマルコに近寄った。


「ごめんなさい、マルコさん…。怒りましたか?」
「いや、怒ってねェよい。それより、他になんて言えって言われた?」
「他に…?」


少しの間考え、思い出してサッチに近づく。
サッチの前に座り、こてんと首を傾げて、


「サッチさん、しよ?」


と言ってみせる。


「た、たち悪ィイイイイ!」
「サッチテメェ!したらどうなるか解ってんだろうな!」
「しねェよ!テメェもいい加減ナースさん達に変なこと吹き込まれんじゃねェ!」





リクエストより。
ナースさん達が女主を使ってイタズラみたいな話

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