コネタ部屋 - - - - - - - - - - - ▼ たちの悪い仕返し 「あのサッチさん…」 「おう、どうした?」 「にっ、認知して下さい…!」 「は?!」 少女の言葉に、持っていた瓶を落とし、お酒が甲板へと染みていった。 サッチとともにお酒を飲んでいたマルコ、イゾウはすぐに鬼の形相でサッチに詰め寄り、 「おい、こりゃあどういうことだい…?」 「返答しだいでどう殺すか決めてやる」 「生かす選択肢はないんですか!?」 ドスの利いた声で脅した。 もちろん少女には聞こえないよう、小声で。 「ちょ、ちょっと待てよ!俺何もしてねェから!」 「じゃあ何であんなこと言ってんだい!」 マルコが少女を指差せば、少女は…少女も訳が解らないといった様子で三人を見ていた。 その様子がおかしいと感じたイゾウは少女に近づき、名前を読んでニッコリと笑みを浮かべる。 「認知って言葉の意味、解る?」 「……あ、はい…」 「そう…。じゃあどういう意味?」 その言葉に、遠くから「だからイゾウ隊長さんが」という女性の声が聞こえ、三人はそちらへ視線を向ける。 「ナースさん達に教えてもらったの?」 「うっ……バレちゃいましたか…」 どうやら、サッチに恨み(セクハラとかセクハラとかセクハラとか)を持っているナースさん達による、少女を使った仕返しが行われていたのだった。 心臓に悪いとはいえ、少女を使った悪戯や仕返しは勘弁してもらいたい。 サッチの胸倉を掴んだままマルコは溜息をつき、手を離した。 イゾウがナースの元へと行き、何か説教をしているような光景を見たあと、少女はマルコに近寄った。 「ごめんなさい、マルコさん…。怒りましたか?」 「いや、怒ってねェよい。それより、他になんて言えって言われた?」 「他に…?」 少しの間考え、思い出してサッチに近づく。 サッチの前に座り、こてんと首を傾げて、 「サッチさん、しよ?」 と言ってみせる。 「た、たち悪ィイイイイ!」 「サッチテメェ!したらどうなるか解ってんだろうな!」 「しねェよ!テメェもいい加減ナースさん達に変なこと吹き込まれんじゃねェ!」 ▼ リクエストより。 ナースさん達が女主を使ってイタズラみたいな話 ( △ | ▽ ) |