コネタ部屋 - - - - - - - - - - - ▼ その色の意味 「これはどうだい？」 「か、可愛すぎじゃないですか…？」 「そうでもねェよい」 そう言って私の身体に女物の服をあてるマルコさん。 楽しいし、一緒に買い物できるのは嬉しいけど、スカートは恥ずかしいな…！ 今日はマルコさんと一緒に買い物に来た。 初日に街を楽しみ、二日目に島を冒険した。 小さな島だから他にやることもなくなり、「暇」とマルコさんに呟くと、買い物に誘われ街にやってきた。 エースさん達がいない間に来たから心配してるかも…。 「何着ても似合うから困るな」 「そうですか？」 「ああ」 私以上に楽しそうに服を選ぶマルコさん。 その顔を見て私も嬉しくなり、適当に服を選んで自分にあてる。 「どうですか？」 「それもいいな」 「じゃあこれは？」 「ああ、そっちでもいいよい」 「えー…でもこれはないですよね？」 「いや、似合ってるよい」 「………マルコさん、適当に相槌打ってませんか？」 だって何を見せても「似合う」しか言わないんだもん…。 ジッとマルコさんを見つめると、ふいっと顔を反らされて他の服を選びだした。…怒った？ 「マルコさん…？」 「本当に何でも似合うよい。だけどそうだな、ワガママ言うならこれ着てくれるかい？」 「紫のワンピース？」 紫をメインに黒のフリルがついたパーティとかそんなのに着ていきそうなちょっと高価な服を渡される。 フリルも可愛い。紫だって嫌いじゃない。あ、靴もセットになってるんだ。 「俺とお揃いの色だな」 ニッ！と笑うマルコさんに、顔がほんのり熱くなった気がした。 「因みに紫色の意味解るかい？」 「意味？色に意味があるんですか？」 「それを着るときはその意味を知ってからな。それ以外で着たら、…着ても知らねェからな」 ぽんぽんと頭を撫で、服を持ってレジへと向かう。 その背中を見ながら色の意味を考えたが、皆目見当もつかなかった。 今度イゾウさんに聞いてみよう！ ▼ 「マルコと女物の服を買いに行く」リクエストです。 紫色の意味は「欲求不満」。で合ってますっけ？ 遅くなってすみません。 ありがとうございました。 （ △ | ▽ ） |