女主男主コネタ | ナノ

コネタ部屋
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 ヒーローごっこ

「さあ覚悟しろォ!俺が地平線の向こうまでぶっ飛ばしてやるー!」
「きゃー!止めて下さい!炎の人、助けてー!」
「はっはっは!あいつが来るわけねェだろォ!大人しくしろォ!」
「キャー!」

「待て待てー!」

「あ、炎の人だ!」
「何だとォ?!」

「俺の目が黒いうちは、誰一人傷つけさせない!とーう!」

「あっちィ!ちょ、エースー!本気で炎出すなよなァ!」
「わ、悪ィ!ごほん…。可愛いお嬢さん、もう大丈夫だ」
「ありがとうございます、エースさん」
「おい、エースじゃなくて炎の人な」
「あ、そうだ。ありがとうございます、炎の人!」
「お礼なんていらねェさ。君が無事ならそれでいい」
「……」
「……なァエース。俺もそれやりたい」
「ば、ハルタ今決めてる最中なんだから邪魔すんな!」
「俺もヒーローやりてェ!悪役なんかしたくねェよォ!サッチでいいだろー!?」
「サッチは今忙しいからダメだ!それにじゃんけんで負けたのはハルタだろ!」
「俺もヒーローやりてェ!」
「おまっ、背中のんな!首絞めんな!」
「お?おいどうしたー?ボケーっとしてよォ。エースの臭い台詞にビックリしたのかァ?」
「臭いって言うなよ!格好いいだろうが!」
「…いや、…あの…エースさんの…」
「俺の?」
「……助けてくれたときの背中が…その、格好よくて…」
「はー?」
「ま、マジで?!」
「本当のヒーローみたいでした」
「…そ、そうか!いやー、改めて言われると嬉しいな!」
「やっぱエースばっかズリィ!俺もヒーローやらせろー!」

「おいガキども」

「あ、マルコさんだ!」
「ハルタ、嫌な予感すんの俺だけか?」
「俺もするぞォ…」
「俺もくだんねェ遊びに付き合ってやるから、テメェら悪役しろい」
「やっぱな!」
「俺がヒーローするんだー!マルコは途中参加なんだから悪役ー!」
「うるせェよい!テメェらだけいい思いさせてたまるか」
「あ、じゃあ俺が悪役しますよ!」
「「「お前はいいから、ヒロインだけしてろ(い)(よー)」」」





「エースの背中に惚れる」リクエスト。
暇なときは三人でヒーローごっこして遊んでいると萌える。
マルコは参加しないけど、内心一緒に混じりたいと思っている。

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